入学-39 ページ45
駅までの帰り道は、微妙な空気だった。
メンバーは達也、レオ、エリカ、美月のE組の4人と、深雪、A、ほのか、雫のA組の4人だ。
達也の隣にはAが、Aの隣には深雪が。そして、何故か深雪の隣にはほのかが並んでいた。
｢なぁ、達也。さっきの光井さんの魔法、なんで起動中にキャンセルされたんだ？｣
そう質問したのはレオだった。
その質問に答える者はおらず、皆達也の返答を待っている。
｢そうだな…。まず、現代の“魔法”とは、現実世界の“事象“を改変する技術を言う。俺達の目の前にある木や空が“今”
｢この現実世界の“事象に付随する情報体”を“エイドス”と呼ぶ。｣
魔法師は何かを創り出しているのではなく、“魔法式”で“エイドス”に干渉し、一時的に情報を書き換える。
わかりやすく言えば、深雪の冷却魔法の場合冷気を出して凍らせるのでは無く。
設定した座標の分子運動を停滞させ、氷にする。
現在はCADに体内のサイオンを送り込み起動式を展開する事で起動式は使用者の体内に取り込まれ、魔法師の内部世界で魔法式を組み立て現実世界へ投射するのが主流である。
｢あの時の光井さんはまだ起動式を展開中だった。そこに七草会長は自らのサイオンを弾丸状にして打ち込んだ。つまり、サイオンの流れを妨害し起動式を破壊したんだ。｣
そう説明を一段落終わらせるとレオも納得したのか素直になるほど、と頷いた。
達也はそんなレオを見た後ほのかに目線を合わせて、だがと付け加える。
｢誰にも出来る事じゃ無い。一歩間違えれば光井さん自身もダメージを受けているはずだ。｣
その達也の言葉に実感を覚えたのか、ほのかが短く悲鳴をあげた。
その横で雫が頷いている。
｢完璧な
そう言って締めくくる達也に、誰かが息を吐いた。
｢やっぱり、七草会長って凄い人なんですね｣
そう感嘆の声をあげた美月の言葉で、この場はお開きとなった。
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asukamte9(プロフ) - クマさんさん» ありがとうございます！アニメもまた再開しますし、亀更新ではありますが更新していこうと思います〜！ (2020年7月7日 23時) (
レス) id: 7e8a231f5c (このIDを非表示/違反報告)
クマさん - 魔法科高校の劣等生久しぶりに見ました！面白いですよね！続きが楽しみです！更新頑張ってください！ (2020年7月7日 23時) (レス) id: 431c65eee8 (このIDを非表示/違反報告)
asukamte9(プロフ) - もっぴさん» ありがとうございます〜！ (2020年4月23日 4時) (レス) id: 7e8a231f5c (このIDを非表示/違反報告)
もっぴ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！！！ (2020年4月23日 2時) (レス) id: bfcff30253 (このIDを非表示/違反報告)
asukamte9(プロフ) - 直美さん» 誤字報告ありがとうございます!修正しておきますねー！(￣^￣ゞ (2018年8月30日 21時) (レス) id: 14056de88c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむ | 作成日時：2017年10月1日 3時
