入学-10※誤字修正 ページ16
入学式が無事に終わり、IDカードの交付が始まる。
予め各人別のカードが作成されてるわけではなく、個人認証を行ってその場で学内用カードにデータを書き込む仕組みだ。
「ねぇ、Aは何組だった?」
列に並び、カードを受け取った所でほのかに声をかけられた。
「A組よ。」そう答えると、ほのかの顔がパア、と明るくなる。
「やった！私達もA組だよ〜」
喜びを最大限に表すほのかに、Aもついつい嬉しくなる。
「これからよろしくね。ほのか。雫」と笑顔で言うと、2人も笑顔で「よろしくね」とかえしてきた。
「これからどうする?一応ホームルームがあるみたいだけど･･･」
ほのかがそう聞いてくる。
Aは苦笑いを浮かべ「ごめんね」と提案を断った。
「待ち合わせがあるから、私はここで失礼するわ。」
「司波さんと？」
きょとん、とした顔で雫が静かに言う。
「深雪ちゃんもだけど、もう一人いるわ」Aが答えると、ほのかは「なら待ち合わせまで一緒に行こう」と言ってくれたので、それに同意して講堂を後にした。
講堂を出てへキョロキョロと辺りを見渡すと、既に待ち合わせ相手の達也は居た。
隣には二人の女生徒がいて、どうやら友人らしかった。
珍しいとAは思うも、友人が出来ることは良いこと、と考えてほのかと雫に向き直った。
「それじゃあここで･･･。また明日ね、ほのか、雫。」
Aが言えば、二人もまた明日、と返す。
こつこつと足音をたてて達也へ近づいた。
それに気づいたのか、達也は二人との会話を中断させて「A」と呼ぶ。
「ごめんなさい、お待たせしてしまって･･･。深雪ちゃんはまだなのね、」
「あぁ、俺たちも今来たところだから謝らなくても良いぞ」
「そう、良かったわ。･･･ところで、その方達は･･･」
Aが視線に気が付き達也に疑問をぶつける。
それに達也は「あぁ、」と気づいたように紹介をする。
「こちら、千葉エリカさんと柴田美月さん。入学式の席で隣同士になったんだ」
紹介を受けた二人がぺこりとお辞儀をする。
Aもそれに倣い、お辞儀をし返した。
「はじめまして。六笠Aです。」
にっこりと人当たりの良い笑顔で自己紹介をする。
すると、エリカと呼ばれた少女がが「司波くんとどんな関係?」と興味津々に聞いてくる。
随分とフレンドリーな子ね、なんて考えて「えっと･･･」と困惑する。
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asukamte9(プロフ) - クマさんさん» ありがとうございます！アニメもまた再開しますし、亀更新ではありますが更新していこうと思います〜！ (2020年7月7日 23時) (
レス) id: 7e8a231f5c (このIDを非表示/違反報告)
クマさん - 魔法科高校の劣等生久しぶりに見ました！面白いですよね！続きが楽しみです！更新頑張ってください！ (2020年7月7日 23時) (レス) id: 431c65eee8 (このIDを非表示/違反報告)
asukamte9(プロフ) - もっぴさん» ありがとうございます〜！ (2020年4月23日 4時) (レス) id: 7e8a231f5c (このIDを非表示/違反報告)
もっぴ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！！！ (2020年4月23日 2時) (レス) id: bfcff30253 (このIDを非表示/違反報告)
asukamte9(プロフ) - 直美さん» 誤字報告ありがとうございます!修正しておきますねー！(￣^￣ゞ (2018年8月30日 21時) (レス) id: 14056de88c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむ | 作成日時：2017年10月1日 3時
