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｢六笠にやってもらいたいのは主に適正化を行う時の後方支援ってとこだな。
中々捕まらない場合なんかに加勢に行ってもらいたい。｣
そのくらいはできるだろう？
暗にそう言われ、Aは諦めの意味を込めて小さく頷く。
学園内で小さく終わる事件であれば、このくらいはしなければいけないだろうと考えた上での了承だった。
｢で、次に達也くん。
なぜイメージ対策が逆効果になると思う？｣
端末の整理に取り掛かっていた達也を見やり摩利がそう質問した。
達也はそんな摩利を横目で一瞥した後、その質問に答える。
｢同じ二科生の風紀委員だとしても、俺は一年生。
二、三年生は自分たちは口出しできなかったのに同じ立場の下級生にいきなり取り締まれることになったら、面白くないと考えるのが普通でしょう。｣
達也はそう言いながら席を立ち、壁際のキャビネットを物色する。
Aもそれに続き、整理が終わった端末を一つずつ達也に手渡していく。
そんな二人の背後から｢それもそうか｣と無責任な言葉が聞こえた。
｢だが同じ一年生は歓迎すると思うがね。クラスメイトに話くらいはしてるんじゃないのか？｣
｢それはその通りですが…｣
その言葉のやりとりを聞いて、Aは達也のクラスメイトで友達のメンバーを思い浮かべる。
確かに、あの人たちなら歓迎はするだろうが、それでも不安要素は残るだろう。
｢一科生の方には反感があると思いますよ。
昨日はいきなり『お前を認めないぞ』宣言されましたし。｣
珍しくげんなりといった顔を浮かべる達也に苦笑いを浮かべ、Aは森崎のことを思い出す。
一科生であることを誇りに思っているらしい彼なら、二科生である達也が風紀委員入りしたことに反発してきてもおかしくはないだろう。
服部刑部がそうだったように。
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零 - 早く続きが見たい (12月18日 20時) (
レス) @page35 id: d8cab8ae04 (このIDを非表示/違反報告)
華奈(プロフ) - 更新楽しみに待ってます♪ (2021年11月25日 23時) (レス) @page22 id: 45dc289628 (このIDを非表示/違反報告)
asukamte9(プロフ) - 乃さん» ありがとうございます。執筆頑張ってるので、もうしばらくお待ちください！ (2021年1月24日 22時) (レス) id: 7e8a231f5c (このIDを非表示/違反報告)
乃 - 進み具合はどうですか？とても楽しみにしています！ (2021年1月24日 22時) (レス) id: 9c037e67a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむ | 作成日時：2020年10月5日 20時
