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『…正しい順番はこう、もう死ぬみたいからで…」
「つまらない人生!誰が決めたの!」
「弱くてちっぽけな小さな女の子、逃げられない何もできない」
「自由になれる。私が助ける、最後に…一つだけ」
そう言うと志摩たちは目を合わせた。
「…青池透子は誰を助けたんでしょうか…」
『そうだなぁ…って逃げよ…』
そう2人が呟くと宮はソファから立ってカウンターの奥へと逃げて
志摩、伊吹、陣馬さんが九重の名前を呼ぶと頭を撫でたりと色々なことをしていた
「ちょっ、なんですかっ。宮さん助け…」
『悪いな、パス』
「ちょっと…!」
「…誰を助けたのか…弱くて、ちっぽけな小さな女の子…逃げられない何もできない…」
「それ、見たわ。」
そう言って伊吹は資料を雑に捲ると、青池の血痕が付着した。一つの看板が出てきた。
____
「あぁ、はい今日問い合わせがありました。イギリスの本部の住所を教えて欲しいって…」
404は配送会社へと向かって、受付をしていた人に今日来たであろう青池透子のことを聞いた。
「ガールズインターナショナル宛の荷物で、送り主は青池透子か別の名前か…」
「あぁ、今日のよく覚えてますよ。すごく楽しそうというか嬉しそうでとにかくかなり興奮されていたようで…」
そのまま2人は話を聞き続けて、会社の外を出ると話し始めた。
「警察もBも綺麗にやられたな…」
「彼女の人生はなんだったろうな」
「何言ってんの志摩ちゃん、そんなん俺たちが決めることじゃないっしょ?」
そう言って伊吹は笑いながらメロンパン号へと戻った。
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「ただいまー、ごめんね遅くなって」
「ううん、全然。家のことしかやることないし」
桔梗さんは家に着くと、ハムちゃんのことを真剣に見つめていた、するとハムちゃんがそれに反応して「何かあった…?」と聞いた、桔梗さんはこう答えた。
「必ずあなたを自由にする。必ず…」
そう言ってゆたかの元へ行き頭を撫でた
_______
「…相手の本性を見たいときは生死がかかった瞬間を見ればいい。」
「あ?」
「お前と宮ちゃんの本性が死にたいやつだったとはなぁ…」
「あぁ、昼間のことまだ言ってんの?なんでもねぇよっ、はったりかましただけ。ない頭で深く考えんな」
「あんな真似、2度とすんじゃねーぞ。後で宮ちゃんにも言うけど」
「…ふふふっ、」
「ん?」
「合点承知の助」「全然響いてないんだけどっ」
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作者名:いのち | 作成日時:2020年8月31日 13時