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そういうと、バスは高速を降り少し広めの場所へ降りた。
「…はい、すみません修理に来ましたー…あっ、お座りください」
そう伊吹がうまく車内に乗り込むと無線でこちらに合図を送った。
「オーケイでーす」
「了解…」
志摩がそういうとメロンパンの歌を流し始めた
『…本当に流した、』
「気をそらすためだ…いくぞ」
乗客含め、青池を撃った男がそちらを向くと、伊吹が男の元へ行って黒い袋を男に被せた。
「はいっ、警察だ…!」
男は暴れるも、伊吹が抑え拳銃を奪って両手に手錠をつけた。
志摩と宮は身柄を抑えに行こうと車から降りてバスに向かうと、後部座席の方で不審な動きをする男がいた。
『…!伊吹!もう1人いる!』
そう急いで無線を飛ばした。
「えっ…?」
無線を聞いた伊吹が後ろを振り向くともう1人の男が銃を構えて伊吹に向かって撃った。
自慢の瞬発力で避けて、そのまま距離を詰めて男を殴り飛ばした。
「みなさんふせてっ!」
宮は手前にいた男を外に出して、志摩と伊吹が殴って意識をとばした男を運び出そうと車の入り口へ出ると。社長の冴羽が宮に向けて銃を向けていた。
「手上げろ!後ろの2人も動くなっ!」
宮は冷静に冴羽に詰め寄って拳銃の心臓の近くへとあてた
『…撃てるもんなら撃ってみろ。なぁ、俺の心臓近くには昔撃たれた弾が残ったままなんだ。ほら殺す覚悟があるなら撃てよ』
そう目に光のない状態でいうと、拳銃の撃鉄部分を掴んでわざと
ストッパーを外した。
すると、横から志摩の腕が伸びてきて拳銃の先を掴むとこう言った。
「このまま撃てば暴発してお互い死ぬな?警察官の俺の方が銃に詳しい。」
そう志摩が言うと、伊吹は怒ったかの顔でこちらを見ていて社長の冴羽は動揺しているのか震えながら銃を構えていた。
「じゃあ撃てば?」
志摩は冴羽に微笑んでそういうと、そのまま脳天へと手を移動させて
「いいよ、俺は」なんて言った。
そして冴羽が引き金を引こうとしたところで
『バーンっ!』
そう大きな声を出した、すると冴羽は目を見開いてびっくりしその隙を見て伊吹が冴羽を蹴り飛ばしそのまま確保した。
『おぉ、飛んだなぁ…』
宮はそう呑気に言いながらそちらを見ていると、徐々に警察車両が着き始めてきた。
401の2人も防弾チョッキをきながらこちらへと近づいてきた。
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作者名:いのち | 作成日時:2020年8月31日 13時