【MIU404】もう1人の4機捜 (ページ32)

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＃32 ページ32

4機捜のメンバーは真木かおりの捜索を始め、そこに毛利さんたちも合流した。

「この片っぽの靴がおそらく真木かおりのものだと思います。」
「なるほど、で？この高校生は？」
「嘘通報の犯人」
「その襲われたってのも嘘なんじゃねーのか？」

「ちげぇよ！」
『お前らが偉そうに言える立場じゃねーんだよ！黙ってろ！』
そう今到着したばかりの宮が怒ると、虚偽通報者の1人が伊吹に言われてこう言い出した。
「ッ…今までの通報は、悪戯でした。僕と成川が中心になって、真木は頼まれて電話しただけで後輩はノリでやってただけです。どんな罰でも受けます…だから、真木は助けてください…お願いします…ッ」
「…まぁ、こっちは警察なんで、通報があれば調べもするし助けもしますよ」
「ありがとうございます…ッ！」

なんて言うと、少し遅れて九重がきて、この辺り一帯の地図を広げて犯人がどうやって真木を連れ去ったか話し始めた。
そして、なんとか連れ込めそうな場所を絞り込めれば、伊吹が「よーし！行ってくる！」と大きい声で言って走り出し、いたずら通報をしていた高校生たちもその後を追った

「あーもうまた先走る…」
「いい、ほっとけ！よし連れ込めそうな場所探しつつサイレン鳴らして走り回るぞ！」
「「はい！」」

そう西武蔵野署の毛利さん向島さん。近辺の交番の人たち、そして4機捜のメンバーで辺りを捜索し始めた。
宮も一緒にと思ったが、思わずその場に座り込んでしまった。
「…！宮、もしかして…」
『うるさい、ッ…こんなもん、すぐ治る…』
「だめだ、あんだけ走ったんだ。車ん中で休んでろ。」
『…わかったよ…』
そう志摩に言われて宮は大人しく車の中で待機することとなった。