俺の妹は心配、性......？ (ページ9)

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59話ページ9

司｢客に買い物頼む店があるかよ....｣

｢ご、ごめんね？｣

司｢まあこの量は流石にお前だけじゃ無理だしな｣

ヤマトさんに指名された司君と一緒に買い出しに行くことになった
直美さんに渡されたメモ帳には食材だけじゃなくて日用品も書かれているから正直助かってはいるんだけど

司君に気づかれないように後ろを見ると見覚えのある髪色の2人

ヒ｢やべっ｣

ケ｢気づかれてねぇよな？｣

とっくの間に気づいてますけどね！
面白がって様子を見に来たんだろうけどバレバレなんだよな

｢はぁ〜｣

司｢どした？｣

｢ううん、なんでもない
本当に色々ごめん｣

司｢色々？｣

｢こっちの話｣

こんな事になるなら話さなきゃよかった
スーパーでメモを確認しながら買い物をしていると

｢A｣

｢コブラさん？｣

買い物カゴを持ったコブラさんと会った
コブラさんと買い物カゴってアンバランスだな....

｢珍しいですね
こんな時間に買い物ですか？｣

コ｢お袋に頼まれたんだよ
昼飯ついでに色々買ってこいってな
お前こそバイトじゃねぇのか？｣

｢食材の買い出しです｣

コ｢そうか
....知り合いか？｣

司｢ども｣

｢えっと、鬼邪高校の人でお兄ちゃんとは友達？でいいの？｣

司｢どうだかな
ま、昔に比べたらマシなんじゃねぇの？｣

｢だそうです笑｣

コ｢山王のコブラだ
よろしくな｣

｢コブラさんは山王連合会の頭なんだ｣

司｢じゃああんたが村山さんを？｣

コ｢昔の話だ
鬼邪高の人間がここら辺にいるなんて珍しいな
見かけるとしたら芝の弟ぐらいだ｣

｢皆イトカンに来てくれたんです
それなのに荷物持ちみたいなことさせることになっちゃって｣

コ｢大方ヤマトあたりが言い出したことだろ？
ウチのやつが悪いな｣

司｢いや、俺は別に｣

コ｢後からノボルと顔出すわ｣

｢わかりました
直美さんに伝えておきます｣

コ｢じゃあな｣

コブラさんは私の頭をポンと撫でてレジへと向かった
いい加減子供扱いはやめて欲しいんだけどな

司｢仲、いいんだな｣

｢司君？｣

司｢なんでもねぇ
さっさと終わらせようぜ｣

前を歩く司君の様子がさっきと違う気がするのは気のせいだろうか
それでも買い物が終わる頃にはその違和感もなくなっていた
やっぱり気のせいだったのかな？