俺の妹は心配、性......？

67話 ページ17

司｢なにすんだよ....｣

ジャ｢司さんらしくないっすよ！｣

司｢はぁ？｣

ジャ｢そりゃ、確かにAちゃんは普通の女の子だし俺らといたら巻き込むかもしんないですよ？
でも！だからって諦めるなんておかしいですよ！
巻き込んでしまったら司さんが守ってあげればいいじゃないですか！｣

司｢なんでお前が熱くなってんだよ｣

楓｢ジャム男いい事言った！｣

司｢お、おい楓士雄？｣

楓｢誰が来ようが関係ねぇ
Aに手を出すやつは片っ端からぶん殴りゃいいんだよ
司だけじゃなくて俺らもドロッキーも泰清もいるんだからさ！な！｣

司｢あのな、何かあってからじゃ遅せぇから言ってんだろうが｣

楓｢じゃあ何か起きる前にぶん殴る！｣

司｢それじゃただのイチャモンじゃねぇか｣

こうなった楓士雄は納得するまで止まらない
なんでか知らねぇけど中越達まで盛り上がってるし

中越｢で！いつ告白するんすか！？｣

中岡｢なんなら今から戻って言っちゃいましょうよ！｣

司｢....はぁ〜、わかった
諦めるのは諦める
けど、言うのは俺の覚悟が決まったらな｣

ジャ｢司さん....！｣

司｢ありがとなジャム男｣

ジャ｢へ？｣

司｢まさかお前に喝を入れられる日が来るとは思わなかった
お前の言う通り傷つけたくねぇなら守ればいいだけの話だ
結局俺はあいつが傷つくのを見たくなくて逃げてたのかもな
お前もちゃんと強くなってるよ｣

ジャ｢司さーん！｣

司｢くっつくな｣

涙目になって飛びついてきたジャム男を引き剥がして帰り道を歩き出した

司｢お前ら言っとくけどこの事誰にも言うなよ？｣

｢｢｢え！？｣｣｣

ジャム男以外の3人が驚きながら俺の方を向いた

司｢言うつもりだったのかよ｣

楓｢いや、だって協力してくれる奴増やした方が｣

司｢彼女いねぇやつらの知恵を束ねたところで意味ねぇだろ
それにもしこの事が辻や芝にバレてみろ
せっかく纏まってきた鬼邪高の均衡が水の泡だ｣

中越｢た、確かに｣

中岡｢Aさん曰く辻さんも芝さんも結構過保護らしいっすもんね｣

司｢頭が決まってるのに無駄な内輪もめは他校に付け入る隙を与える
村山さんの宣言以来いきり立ってる学校が増えてるからな
今は身内で争ってる場合じゃねぇんだよ
分かったら誰にも言うんじゃねぇぞ？
特に楓士雄｣

楓｢俺？｣

司｢鬼邪高の人間じゃなきゃいいと思って
オロチ兄弟とかに喋りそうだしな｣

楓｢う、｣

図星かよ....

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