俺の妹は心配、性......？ (ページ2)

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52話ページ2

チ｢直美さん聞いてくださいよ！｣

入ってきて早々カウンターに座って泣きついてきたのはチハルさんだった
今日確かテッツさんの銭湯手伝うって言ってたよね？

直｢なんかあったの？｣

チ｢テッツのやつ....俺らに何も言わないでデートに行ったらしいんですよ！｣

直｢A、この前の新作メニュー完成させよっか｣

｢ですね｣

チ｢ちょ！なんで無視するんですか！｣

直｢デートって仁花だろ？あの二人のことなんて今更だろうが｣

テッツさんが飲みすぎてフラフラしていたのを仁花さんが心配したのがきっかけで付き合うようになった2人は今でも仲良くしているようだ
偶にテッツさんから相談もされるけど9割が惚気なんだよね笑

チ｢そうですけど！俺と壇さんに何も言わないなんてあんまりだと思いませんか！？
俺らDTC同盟組んでるのに！｣

｢でもデートするって聞いたらお2人とも着いていきますよね？｣

チ｢え？おう｣

だから何も言わないんじゃ....
壇さんなんて絶対邪魔してきそうだし
私も口滑らせないように気をつけよっと

チ｢俺にも春が来ねぇかな〜｣

｢女性ならいるじゃないですか｣

チ｢どこに？｣

｢純子さん、明日香さん、芝姉、押上さん、後は｣

チ｢全員苺美瑠紅じゃねぇか！｣

｢でも良い人達じゃないですか
バイクも乗ってるし趣味も合うと思いますよ？｣

芝姉も押上さんが村山さんに恋してから彼氏欲しいって言ってるしね

チ｢俺は付き合うなら可愛いくて優しい女の子がいいんだよ
あんな凶暴な女共と恋愛なんて無理に決まってんじゃん笑｣

｢凶暴って....｣

優しい、か
唯ちゃんは沢村さんがいるし仁花さんもテッツさんがいるし
後は....
ダメだ、私の知り合い強い女の人ばっかだから全然浮かばない

直｢いるじゃん、すぐ近くに｣

チ｢え！？誰か良い人紹介してくれるんすか！？｣

直｢この子｣

直美さんが指をさしたのは

チ｢この子、って｣

｢私！？｣

まさか私に矢が飛んでくるとは思わなかった