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「あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします」
和「こちらこそ
年始早々めんどくさい事頼んでごめんな
"海青君"」
海「全然大丈夫です!」
「な、なんで海青君がここに」
海「あれ?Aさん聞いてないんですか?」
和「言ったら断るから何も言わずに無理矢理連れてきたんだよ
陣君や壱馬君は?」
海「流石に俺ら3人で来たらバレる可能性があるからジャン負けで1人だけってことになったんです笑
今頃オカン達と楽しく話してますよ笑」
和「じゃあ後は頼める?
あ、これ俺が作ったやつ
結構あるから足りると思うけど」
海「うわ!この前のおつまみ!
俺めっちゃ好きなんですよ!
ありがとうございます!」
二人の間で話が進んでいく中、1人取り残されて全然話が読めない
「お兄ちゃん、これって」
和「じゃあ俺適当に観光して帰るから
海青君達の言うことよく聞けよ」
「....は?」
海「あ、Aさん荷物持ちますよ」
「いやいやいや、え?どういうこと?」
和「お前が家にいてもソワソワして落ち着かねぇからメンバーと正月過ごせばマシになると思って連れてきたんだよ
試しに海青君に連絡したら駅まで迎えに来てくれるって言うからここで待ち合わせしたってわけ」
「な、にそれ!
聞いてない!」
和「言ってねぇよ
言ったらお前行かないって言うだろうが」
「当たり前でしょ!
お正月に家に押しかけるなんて迷惑に決まって」
海「あ、それは大丈夫ですよ
偶にAさんの事話してるんですけど、和樹さんから連絡来てオカンに言ったら日頃のお礼もしたいから連れてこいって張り切ってました笑」
「で、でも」
和「少しは何も考えずに遊ぶってことを覚えろ
海青君、親御さんによろしく伝えておいて
後うちの妹がお世話になりますってことも」
海「分かりました笑」
そう言い残すと停まっていたタクシーに乗って姿を消した
「....海青君ごめんね?」
海「なんで謝るんですか笑
俺もオカンも陣さん達も迷惑だなんて思ってないですから
寧ろ心配してたんで会えて良かったです」
「心配?」
海「Aさんが何日も仕事をしないなんて見たことがないからちゃんと休めてるかって
陣さんもああは言ったけど絶対仕事のこと考えとるぞって言ってましたし
でも俺らから連絡したら余計に色々考えちゃうからって皆我慢してたんですよ」
「そうだったんだ....」
皆の気遣いとたった2日なのにメンバーに会えた事が嬉しくて胸が熱くなった
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作者名:あすか | 作成日時:2022年11月28日 22時