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海青side
「あー、疲れた....」
陣「お疲れさん笑
にしてもお前ホンマに容赦ないな」
「周りに迷惑かけるような人に容赦する必要あります?」
海「怖ぇー笑」
樹「Aさんは居ないんですか?
芸能人で好きな人」
「え?沢山いるけど?」
「「「え....!」」」
そんなのはこの場にいる全員が初耳で思わず固まってしまう
陣「どっ、どこの誰や!聞いてへんぞ!」
海「まさか隼さんみたいに付き合いたいとか思ってないですよね!?」
翔「気になるわー、Aさんのタイプ笑」
樹「俺も笑」
こんなの山彰さんやまこっちゃんが聞いたら....
いや、俺だって嫌やけど!
それでもあの人達に比べたら俺や陣さんの過保護レベルなんて可愛いものだ
「いやいや、何言ってるの?笑
皆も芸能人でしょ?」
陣「は?」
「私が好きな芸能人はLDHの皆さんですよ
HIROさんを初め先輩方や皆はもちろん、年下の子達やガールズ、劇団の方々
私にとってかけがえのない人達です」
まさかの回答に面をくらってしまった
確かに自分達もアーティストでありメディアに出させてもらう機会も増えてきてはいるけどここで俺達のことを言うなんて想像もしていなかった
陣「はぁ、よくもまぁ恥ずかしげもなく」
呆れているように見えるけれど、ほんのりと赤く染った耳を隠しきれていない陣さんを見てAさんがニヤリと笑う
「あれ?陣さん照れてます?」
陣「照れてへんわ!」
樹「俺らもAさんのこと好きですよ」
「えー嬉しい!ありがと!」
海「そうっすね
だから....」
「だから?」
海「誰かと付き合うってなったら口を出す人が少なくとも16人はいるってこと覚えといてくだいね?」
「え"....」
少なくともを強調するとAさんの笑顔が引きつった
こんなに過保護になるなんて出会った当時は考えもしなかったと自嘲気味に笑う
俺達が知らない所で沢山の先輩方に守られて来ただろうから他のグループにもきっとAさんの保護者がいるだろう
それでも今のAさんは"俺達"のマネージャーだ
少しくらい独占したってバチは当たらないだろう
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作者名:あすか | 作成日時:2022年11月28日 22時