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海｢じゃあ皆で撮りましょう！｣
｢へ？｣
慎｢拓磨が最後のページは今日の写真を載せたらいいんじゃないかって提案してくれたんです
今までありがとうって感謝の気持ちと、これからもよろしくって思いが両方伝えれるからって｣
陸｢ロマンチストは言うことが違うよねー笑｣
拓｢恥ずかしいんでやめてくださいよ笑
俺らAさん達にしてもらってばかりだしこんな事しか出来ないけど、一緒に仕事が出来て良かったって思ってもらえるように頑張るんでこれからもよろしくお願いします｣
｢そんなの最初から思ってるよ
皆に出会えて良かったって、この仕事を選んで良かったって
私達にとって皆が笑って怪我なく過ごせてることが一番の恩返しだから
こちらこそ、これからも一緒に頑張ろうね｣
拓｢はい！｣
直｢も、だめだ....
俺マジでこういうの無理｣
涼｢なんで直人さんが泣いてるんですか笑｣
裕｢いつかのモニタリング思い出すわ笑｣
｢この後落とし穴とかないですよね？｣
力｢流石にないから笑｣
陣さんも厨房から戻ってきて賑やかな誕生日会が始まった
時間も経てばお酒も回って絡んだり泣いたりする人が続々と出てくる
唯1つ
いつもと違うのは
和｢おい、お前もう酔ったんか？｣
｢多分....なんか、フワフワする｣
私が酔っ払ってしまったこと
普段なら意識もはっきりしているしこのぐらいの量じゃ酔わないはずなのに
初めて場酔いをしてしまった
｢ごめん、お兄ちゃん
ちょっと肩借りる｣
少しづつ眠気が襲ってきて兄の肩に頭を傾ける
主役が序盤で潰れるなんて申し訳なさすぎる
和｢ったく、それじゃ体しんどいだろうが
寝るならこっちで寝ろ｣
珍しく優しい兄に驚きながらも素直に体を預ける
｢硬い｣
和｢文句言うな｣
｢んふふ、嘘
ありがとう｣
和｢....いい仲間持ったな｣
｢うん、自慢の人達
....ねぇ、お兄ちゃん｣
和｢んだよ｣
｢ありがとね｣
和｢なにが？｣
｢ずっと、守ってくれたこと｣
本当は知ってた
子供の頃にいじめてきた男の子達に仕返しをしてくれたこと
お母さんに頼まれたと嘘をついて時々様子を見に来てくれたこと
お礼を言うのも何だか気恥ずかしかったけど今ならお酒の勢いで言える
｢メンバーも、先輩も自慢の人達だけど
お兄ちゃんも私の自慢の家族だから｣
和｢....さっさと寝ろ｣
兄の顔がほんのりと赤かったのはきっとお酒のせいだろう
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作者名：あすか | 作成日時：2022年11月28日 22時
