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翔吾side

陸「本当にありがとうございました!」






あれから数ヶ月





ETERNALの再公演が決まり、千秋楽を無事に終えることが出来た
本当は来年あたりまで持ち越しの予定をAさんが交渉してくれたらしいと、スタッフさんが話していたのが偶然聞こえた





"約束する
絶対にいつか公演を実現させてみるって"



あの日俺に言ってくれたことは慰めでもなんでもなかったんだと気付かされ、一層やる気がみなぎった


関係者の人達に挨拶を済ませてAさんの元へ向かう

「お疲れ様でした!
なんとか無事に終わっ」

Aさんの言葉は俺が抱きついたことによって遮られた

「しょ、翔君!?」

慎「あー!翔吾さんずるい!」

昂「珍し笑」

陣「いつも真っ先に飛びつくの慎やもんな笑」

陸「この2人の組み合わせって癒されるよね〜」

翔「約束、守ってくれてありがとうございます」

「私はなにもしてないよ
HIROさんに我儘を言っただけ」

翔「それでも、お礼を言わせてください
もしあのまま我慢してたらきっとどこかで爆発してました
ここまでこれたのはAさんのおかげでもあります」

「っ、おめでとう
皆、凄くかっこよかった」

腕の中で話すAさんの声は少し鼻声だった

翔「あん時、Aさんは皆を守るのが自分の仕事やって言いましたよね」

「うん」

翔「俺らにも守らせてください」

「なにを....?」

翔「女の子を守るのは男の役目なんです
マネージャーだからとか年上やからって守られるだけなんて俺は嫌です
男として、これからもAさんを守らせて下さい」

陸さんみたいに包容力があるわけでも、力矢さんみたいに欲しい言葉を言えるわけでもない
壱馬みたいに真っ直ぐでも、海青みたいにストイックなわけでもない


それでも


翔「Aさんが落ち込んでたりしても話を聞くくらいしか出来んかもしれません....
けど、せめて、俺らの前で泣けるくらい頼れる男になってみせますから」

貴方の涙を拭うくらいはさせて欲しい

「なんか、翔君急にかっこよくなったね」

翔「こんな時ぐらいかっこつけさせてくださいよ笑」

陸「翔吾もどんどん成長していくなぁ
俺も負けてらんないわ!」

慎「てかいつまでAさんとくっついてるんですか
早く離れてください」

翔「別にええやんか笑」

慎「俺がダメです!」

昂「彼氏かよ笑」











人として、男として、少しは成長できただろうか



















それがわかるのはこれから次第だろう

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作者名:あすか | 作成日時:2022年11月28日 22時

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