俺達のマネージャー (ページ23)

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陸side

陸｢山彰は知ってるの？｣

樹｢昨日海青がすぐにLINEしようとしたので止めました
山彰さんが聞いたら飛び出して男の人ぶん殴りそうなんで｣

樹がいてくれて助かった.....

陸｢もうこのまま言わないでいいんじゃない？
山彰に知られたらAが怒られ｢おはようございまーす｣げ｣

山彰｢げってなんすか笑｣

噂をすれば本人登場
これは不味い気がする

海｢山彰さん聞いてくださいよ！昨日Aさんが｣

ガチャ

｢海青君声大きい！廊下まで響いてるからね！
元気なのはいいけどもう少しボリューム下げること！｣

力｢あーぁ笑｣

更に不味い展開になった
山彰を除く過保護派がAに近づく

｢え、な.....なんですか？｣

異様な雰囲気を感じ取ったのか後ずさりするもすぐに壁に背中がついて逃げ場を失った
山彰は何が何だか分からず、ポカンとその様子を眺めている

陣｢なぁA、正直に言いや？昨日の夜どこで何してた？｣

｢き、昨日ですか？
えっと1度家に帰って車を置いて、夜ご飯食べに外に｣

海｢誰とですか？｣

｢え.....？｣

海｢昨日俺と樹が偶然見てしまったんすよ
Aさんが男と並んで歩いてるとこ｣

山彰｢.....あ゛？｣

龍｢怖っ｣

地を這うような声が聞こえて隣にいた龍が怯えながら俺の服を掴んできた
ほんとに見た目とのギャップが凄いなこの子
呑気にそんな事を考えているとAが過保護組に次々と質問されていた

慎｢友達、じゃないですよね？2人だけで、しかも夜になんて｣

拓｢俺らに言えないような人と付き合ってるんですか？｣

2人に耳と尻尾が見えた気がした
Aは年下、特に末っ子4人に弱く、シュンとした顔をされると大抵の事は許してしまうらしい