俺達のマネージャー (ページ20)

今日:67 hit、昨日:221 hit、合計:231,116 hit

1-11 ページ20

海青side

ドドドド

バタン！

数｢おい海青！｣

うるさ.....賑やかな足音がした数秒後に楽屋の扉が勢いよく開かれた

海｢あれ？龍友さんお疲れ様です｣

筋肉仲間であり、師匠でもある龍友さんが楽屋に飛び込んできた
俺なんかしたっけ？

数｢お疲れ様ちゃうわ！
あいつどこいった！｣

海｢あいつ？｣

数｢あのアホ俺に何も言わんとお前らの専属マネなんかになりよって｣

海｢なんかって酷くないですか？｣

後ろでそーだそーだと囃し立てる翔平と拓磨
言うんやったら直接言えよ

｢海青君、この後の事で話が.....｣

タイミングがいいのか悪いのかAさんが入ってきた

｢お疲れ様でした！｣

数｢はい捕まえた
どこ行くつもりなんや？あ？｣

後ろからホールドされて身動きが取れないAさんは猛獣に捕らえられた小動物のようだった

｢お久しぶりですね〜龍友さん
あ、前より筋肉いい感じに仕上がってるんじゃないんですか？
よっ！流石GENE一の筋肉マン｣

数｢おーありがとうな
いつもなら素直に喜ぶ所やけど今回は別や
俺が言いたいことわかるよなぁ？｣

｢ひっ、じ、陣さん助けて下さい！｣

陣｢龍友さんA怖がってるんで離してもらっても｣

数｢知っとるか？
2、3日前に陣のカバンに虫のおもちゃ入れたんこいつやで｣

陣｢どうぞ煮るなり焼くなり好きにしてください｣

｢裏切り者ー！｣

あれAさんやったんか.....
犯人扱いされてた昂秀が聞いたら怒りそうやな

数｢さてと.....おいA
俺がお前と約束したん覚えてないとは言わせんからな？｣

約束？

｢あ、あれは一方的に言われただけで私は了承してないですもん！
第一、HIROさんに言われて嫌ですなんて言えるわけないじゃないですか！
文句があるなら私じゃなくてHIROさんにどうぞ！｣

数｢そうやってすぐあの人の名前を出すな！
お前が可愛く｢GENEさん達の専属マネージャーしたいです♡｣って言えば良かったやろ！｣

｢すみません、私嘘つけないんで｣

数｢つまり俺らのマネがよっぽど嫌やってことか
そーかそーか
涼太に言っとくわ｣

｢龍友さんこそ涼太さんの名前を出せば私が何でも言うこと聞くと思ったら大きな間違いですからね！｣

数｢あ！？｣

｢ふんっ！｣

さっきとはうってかわり、大型犬と小型犬が吠えているようにしか見えない