俺達のマネージャー (ページ16)

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陣side

陸｢なんでAはわかったの？
昂秀が自分でも気づいてなかったのに｣

｢珍しく昂秀君が海青くんに言い返してたじゃないですか
いつもならなんだかんだ食べたりするけど言い返すってことは食べたくても食べれないからだと思ったんです
で、普段なら嫌がる経口補水液を美味しいって言い出したから確信に変わりました｣

陣｢ほんまによう見てんな〜｣

｢昂秀君じゃなかったら気づいてなかったかもしれませんね笑｣

昂｢Aさん俺をなんだと思ってるんですか.....｣

｢ん〜、生意気な弟かな？｣

昂｢ひでぇ笑｣

海｢ごめんな？昂秀
今日俺と行動すること多かったんに何も気づけんかった｣

昂｢いや、俺もあんな言い方してすみません
海青さんが心配してくれてるの分かってたのに｣

｢はい！これで仲直り！しょぼくれモードは撮影に響くからやめてね！
もうすぐで始まるから各自体調チェックと念入りなストレッチお願いします！｣

楽屋から出て現場に入ると海青がまだ少し元気がなかった

陣｢お前いつまで気にしとんねん
あれは昂秀もお前も悪くない
Aに助けられた
それだけや｣

海｢俺、多分Aさんが間に入ってなかったらあいつの事怒鳴ってたかもしんないっす｣

陣｢あいつがバケモン級に人の事よう見とるってだけの話やろ？
そんなに悪い思とるんやったら今度スタミナつくトレーニングでもつけてやれ
自粛期間で体力落ちとんやろ笑｣

海｢はい笑｣

俺らが人間観察であいつに敵わんのはこの1年でよぉ分かった
壱馬の喉の調子も、翔吾が落ち込んどるのも、全部1番に気づいたのはAやった
最初の頃は俺もリーダーなんに気づけんかったって落ち込んどったけど、Aが凄すぎるだけだと思えば吹っ切れた

昂｢迷惑かけてすみませんでした！
もう本当に大丈夫です！｣

スタッフさん達に謝って俺らの前に現れた昂秀の顔色はだいぶ良くなっていた

陣｢Aは？｣

昂｢空調の温度を下げて貰えないか頼んでみるって言ってました
後、ここの部屋他と比べて蒸し暑いから水分補給しっかりするように伝えてくれって｣

陣｢ほんまにあいつには敵わんわ笑｣

ありがとな、敏腕マネージャー