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Side A
マンションに着くと早々、
Jがお風呂を貸してくれた。
ちょっとだけ身構えた私を見て
「その間にメシ作っとくから(笑)」
って言ったJは、
絶対に私をからかったらと思う。
お前には興味ない。
って言われているみたいで、
悔しい。
今度は私が片付けている間に、
シャワーを浴びて
スエットにTシャツで出てきたJは、
濡れた髪を拭きながら
冷蔵庫から缶ビールを取り出した。
「いっつもお前と電話してる時、
このカッコな(笑)」
って言って、缶ビールを持った手を、
ちょいと挙げて見せた。
プシュっと蓋を開けたと同時に
「来年は一緒に飲もうな。」
と言って、リビングのソファーに腰掛けた。
......来年？
来年も、私はJとこうしていられるの？
たとえそうだとしても、
同じように一緒に過ごす女が、
Jにはたくさんいるでしょう....?
泣きそうな気持ちを抑えて
立ち尽くしていた私に
「.....こっち来いよ」
と言ったJ。
「.....イヤ。」
とたんに口から出た。
散々弄ばれた私が、
唯一抵抗できた場面だった。
「.....。」
Jは何も言わないまま
缶ビールを飲み干してから
口を開いた。
「.....じゃあ、もう寝るか(笑)」
今度は、こっちを見ない。
簡単に近づこうとしない私に苛立ったのか
素直に「はい」と言わない私に
愛想を尽かしたのか
表情が見えない今は、わからない。
「.....奥の寝室使えよ。
俺はこっちで寝るからさ。」
言い放たれた言葉は、
「オマエニハキョウミナイ」
という言葉に変換されて
私の心に突き刺さった。
じゃあ、どうして連れてきたの？
どうして優しくするの？
どうしてキスなんかするのよ........!!
「.......っ.........ふっ......」
声にならない痛みが、
涙になって溢れ出た。
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遥(プロフ) - みすきさん» みすきサマ。ありがとうございます。お気に入り作者に登録していただくと、遥の全作品が読めるかと思います。探してみてください☆ (2014年8月2日 21時) (
レス) id: b1143a17b3 (このIDを非表示/違反報告)
みすき - 初めまして！甘い夜のを読むにはどうしたらいいですか？どうしても読んでみたいので遥さん！教えてください！ (2014年8月2日 0時) (レス) id: 6a4a9fa756 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 潤那(・∀・)さん» とっても嬉しいコメントありがとうございます。オール担の方に楽しんで頂けたらと思って始めたシリーズなので、ぜひぜひキュンキュンしちゃって下さい！もうすぐ潤くんも登場しますよ〜w (2014年3月2日 21時) (レス) id: f8eaebec01 (このIDを非表示/違反報告)
潤那(・∀・) - まーくんの続き気になってしょうがないですｗｗ 私、潤くんよりのオール担当なのでまーくん以外の他メンにもキュンﾊｰﾄってなっちゃいました！ (2014年3月2日 8時) (レス) id: 8d23cf042d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2014年2月28日 20時
