独り占め。＊＊＊PURPLE ページ10
sideA
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「....ただいま。」
『おん....おかえり！』
リビングにソファーから
声が聞こえる。
視線はゲーム中の画面に、集中してる。
今日は、辰哉くんの方が
帰りが早かった。
ドラマの撮影や
春から始める舞台の打ち合わせ
バラエティのロケなど
だいぶ忙しい日々を送ってたから
辰哉くんが先に家にいることが、久しぶり。
『メシは？』
「あー、ごめん。なんか作るね？」
『ちゃちゃ、なぁんでそうなんの？
アナタのゴハンの事を聞いてんのよ？』
「え？」
『俺は弁当出たから。で、食って来た？』
「あ、うん。大丈夫。」
いつの間にかゲームの電源は落とされていて
テレビの画面は夜のニュースに変わってた。
ソファーからふわりと立ち上がった辰哉くんは
私のところに近づいて来たかと思うと
そっと私の頬を撫でて。
『疲れた顔してんね。大丈夫？』
「あ....ごめん。大丈夫。」
『なぁんで謝んの？笑』
そっと頭を抱き寄せられて
辰哉くんの匂いを感じたら
泣けてきて。
ポロポロと涙が溢れてきた。
『ちょ....どおしちゃったのよ？え？』
「んーん、なんでもない。ごめんね。」
心配して顔を覗き込んでくる辰哉くんに
どうしても見られたくなくて。
顔をそらしながら、ごしごしと涙をぬぐう。
取れかけのマスカラが
多分、ひどいことになってるなと思いながらも
まずは、この涙を止めたくて。
辰哉くんから距離をとろうとすると
ぐい、と肩を掴まれて引き寄せられる。
そんなことされたら
また涙が溢れてくるから、やめて欲しいのに。
『どーしたの？俺に言えない事？』
頭の後ろをやんわりと撫でて
甘やかしてくれるから
「ううん。会いたかった、辰哉くん。」
彼の首に手を伸ばして
ぎゅ、と抱きつけば
『っふ。かあいいね。』
なんて言ったその唇が
そっと私の頬に触れて
ああ。やっぱり、好き。
どう考えても”辰哉くん不足”だった
その気持ちをぶつけるように
自分から辰哉くんの頬に手を当てて
お互いの唇を重ね合わせた。
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遥(プロフ) - NEWSnowさん» 嫉妬なくしてひーくんは語れないですもんね💛🙈💕あとは朝まで、愛し合っちゃって下さい( *´艸`)💛 (2月12日 21時) (
レス) @page7 id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
NEWSnow(プロフ) - 🙈💕ｷｬｰ嫉妬全開なひーくん好き😍もっと嫉妬して欲しい｡その後の2人しっかりと脳内で想像しながら愛し合おうと思います😊(ﾉｼ`>∀<)ﾉｼ ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ (2月12日 12時) (レス) @page4 id: 70264588ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2024年2月11日 21時
