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「....もしもし？」
【お疲れ様。迎えに来たよ。
中央口で待ってるから。】
「....え？」
新幹線を降りたと同時に電話が鳴って
亮平が一方的に喋って、切れた。
《お？歳下カレシのお迎えかな？
じゃぁ俺、こっちから都営乗るから。》
全てを察した佐々山くんと別れて
亮平の待つ場所へと向かった。
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『おかえり。』
「ただいま.....」
外だけど...大丈夫？
その言葉を言わせまいとするように
亮平は私の荷物を持って
反対側の手を、ギュッと繋いだ。
『佐々山さんは？』
「....向こうから....都営で....」
帽子とメガネとマスクの下で
ふふん。と勝ち誇ったような(？)
笑みを浮かべた亮平は
私の手を引いて歩き出す。
『初めてAさんにチョコレートもらった時の事
思い出してさ....待ち伏せしちゃった。笑』
どうして。
同じような事を思い出すもんなんだなと思いながら
心が繋がってるみたいで
嬉しくなる。
『あの時のチョコレート、俺がもらってよかったの？』
「え？」
『本当は俺にじゃなくて、
他の誰かにあげる予定だったんじゃないの？』
「誰かさんが待ち伏せしてたから
仕方なくあげたと思ってる？」
『....その可能性も、あるかなぁと思って。』
「うふふ。笑」
昔のことを掘り返して
あれこれと考えてしまうところも
亮平らしい。
『あ、なんか企んでる？』
不服そうに私の顔を覗き込む亮平が
どうにも愛おしくて。
「ううん。
あの時の“本命”も、ちゃんと亮平だったよ？」
ふぅ。
と、ホッとしたような表情を見せた亮平は
『あの時、研究室に行ったら
ちょうど佐々山さんが出て来て。
Aさんからチョコもらったって
嬉しそうに見せつけて帰ってったからさ。』
ああ、だからあんなに
焦ってたのか。笑
なんて、急に辻褄が合って
また、笑ってしまう。
『野暮なこと聞くけどさ。』
『この出張中も、何もなかったよね？』
繋いだ手に、ギュッと力が込められて
もう、空いた口が塞がらない。
そしたら亮平は
バツの悪そうな顔しながら
私の腰をギュッと、抱いて。
『今日は、ここの最上階に、泊まろ。』
いつの間にか着いていた
ハイタワーホテルのエントランスに、引き寄せられる。
『ごめんね。俺、今日は
家まで我慢できないから。』
2人だけのエレベーターで
壁に押し付けられてキスされて。
佐々山くんに“義理チョコ”をあげてしまった事は
絶対に黙っておこう。笑
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遥(プロフ) - NEWSnowさん» 嫉妬なくしてひーくんは語れないですもんね💛🙈💕あとは朝まで、愛し合っちゃって下さい( *´艸`)💛 (2月12日 21時) (
レス) @page7 id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
NEWSnow(プロフ) - 🙈💕ｷｬｰ嫉妬全開なひーくん好き😍もっと嫉妬して欲しい｡その後の2人しっかりと脳内で想像しながら愛し合おうと思います😊(ﾉｼ`>∀<)ﾉｼ ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ (2月12日 12時) (レス) @page4 id: 70264588ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2024年2月11日 21時
