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side亮平
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撮影が終わって、次の仕事に移動する前に
佐々山さんに声をかけられた。
誰もいない会議室に、二人。
『結局のところ、君とAは、付き合ってるんだよね？』
「はい。」
『じゃあ、俺がこれから横槍入れてもムダってわけだ。』
「・・・たぶん。」
『え、そこは濁すんだ。笑』
情けないけど、自信を持って“Yes”と言えるような状況じゃ、ない。
「あなたの方が、大人だし、学もあるし社会的地位も有る。俺なんかよりずっと・・・」
『彼女はそんな理由で君を選んだわけじゃないでしょ？』
最後まで言い終わらないうちに
佐々山さんに制される。
『そんな言い方はAに対して失礼だ。』
語気を強めた佐々山さんの低い声で、わかる。
この人もまた、Aさんの事が好きで
長い間叶わぬ想いを抱いている人なんだ。
『見たでしょう？彼女のモテ具合。
あぐらをかいてたらすぐにでも奪われるような状況なのに、彼女は決して靡かない。
それって君が、彼女に惜しみない愛を注いでいるからなんじゃないの？自信持っていいと思うよ？』
なんて、大人な対応なんだ。
独占欲が膨れ上がって、割り箸をへし折る俺とは大違い。
自分がちっぽけな人間に感じて
恥ずかしくなる。
「ありがとうございます。これからも精進します。
でも、あなたは強敵だと思ってるので
できれば、もう諦めていただきたい・・・です。」
『はは。どうしよっかなぁ。笑』
そうやって重苦しくない雰囲気に持っていくのも
彼の力量なんだろう。俺にはできない。
ふと窓の外に目をやると、廊下を歩くAさんの姿が。
慌てて会議室を出て、お手洗いから出てきたAさんを連れて戻ると
情けないとは思いながらも
佐々山さんの目の前で、Aさんに懇願した。
「Aさん、今ここで、言って？」
俺のくだらない頼みごとに、呆れた表情のAさん。
そりゃ、無理もないけど。
俺だって必死なんだよ。こんな敵ばかりの会社に、今後もAさんを
野放しにしとくなんて耐えられない。
大きなため息をついたAさんは
佐々山さんの方に向き直って、頭を下げた。
「ごめんね、佐々山くん。
私、こんなに手のかかる亮平の事で手一杯なの。
他の男の人を見る余裕なんてないので、諦めてください。」
俺って、本当に情けなくて、頼りないと思う。
でも今、Aさんが俺のことで頭を下げてくれるのが
こんなにも嬉しい。
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遥(プロフ) - アキネコ。さん» ありがとうございます🩷ご期待に応えらえる様、精進します！キリンの首で(え？)待っていて下さい！ウフフ♡ (11月5日 22時) (
レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - 連続コメント失礼します！！『次回作では、カップルがひとつ、増えるかも....？』遥様のそんなお言葉に期待してしまっています…！しょった誕生日おめでとうですね。次回作も首を長くして待ってるつもりです！！！続編でも頑張ってください！！ (11月5日 22時) (レス) @page38 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - アキネコ。さん» ありがとうございます！気まぐれ更新なので、気長にお付き合い頂けると嬉しいです。ちゃーんと準備してますので💛もちろん、佐久間くんも🩷( *´艸`) (11月5日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - 続・イチバンになりたいのウラ待ってます…(//> <//)佐久間担だけど、どの人も毎回楽しみにししています🩷更新ファイトです！応援してます！ (11月5日 15時) (レス) @page36 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 遥さん» そうだったんですね😄了解しました❗️この話の続きも楽しみにしてますね🖤 (10月18日 22時) (レス) id: 60d138fccd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2023年10月2日 17時
