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『ごめん・・・大丈夫？』
「・・・あ。」
亮平。と、口に出してしまいそうになるのを
咄嗟に飲み込んだ。
私の背後に、彼女の姿があるのを確認した亮平は
グイと私を引き寄せて。
『何かされた？大丈夫？』
なんて、余裕のない表情で私の顔を覗き込む。
『ちょっと阿部さん！それ、思いっきり失礼です！笑』
『え・・・ああ。そうだよね。ごめん。』
彼女がツッコまなかったら、そのまま顔が近づいて
・・・どうなっていたんだろう。
『俺、この後また仕事入ってるからさ、今日は遅くなるね。夕飯いらないから。』
「・・・ちょっと、亮平！ここ会社っ・・・！」
『もういいでしょ、別に。』
「ダメに決まってるでしょ！？何言ってるの！」
『ちぇ。』
今ここにいるのは、私たちだけじゃない。
彼女の方に顔を向けると、なんとも言えない顔をしていて。
「あの・・・亮平がホントにすみません。」
『え、俺なんかした！？』
「もう・・・早く行くわよ！マネージャーさんどこ！？」
『その前に行くとこあるから、来て。』
「え・・・ちょ・・・どこ？」
亮平に手を引かれるがまま、置き去りにした彼女に
ぺこりと頭をさげると
同情したような目で私を見ながら、にこやかに手を振っていた。
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研究室へ向かう廊下で、亮平が手を握る。
それを思いきり引っ込めようとすると、さらに力を込めて
指を絡めてつないだ。
「ねぇっ・・・・！」
『繋がせて？お願い。』
急に切なそうな顔をして、その手をギュッと握るから
抵抗できなくなる。
亮平が研究室の手前にある会議室の扉をノックした。
『どうぞ。』
そこにいたのは、佐々山くん。
なぜここに呼ばれたかわからない私は
亮平と佐々山くんの顔を交互に見ることしかできなかった。
『Aさん、今ここで、言って？』
「・・・・何を？」
『俺と付き合ってるから、佐々山さんの気持ちには答えられないって。』
・・・さっきから、何なの？
亮平の行動が突拍子もなくて、言葉が出て来ない。
亮平の表情は至って真剣なのに
佐々山くんは必死に笑いをこらえていて。
これは、亮平の不安な心を満たすために仕組まれたことだって、ようやく理解する。
もう、本当にこどもなんだから。
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遥(プロフ) - アキネコ。さん» ありがとうございます🩷ご期待に応えらえる様、精進します！キリンの首で(え？)待っていて下さい！ウフフ♡ (11月5日 22時) (
レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - 連続コメント失礼します！！『次回作では、カップルがひとつ、増えるかも....？』遥様のそんなお言葉に期待してしまっています…！しょった誕生日おめでとうですね。次回作も首を長くして待ってるつもりです！！！続編でも頑張ってください！！ (11月5日 22時) (レス) @page38 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - アキネコ。さん» ありがとうございます！気まぐれ更新なので、気長にお付き合い頂けると嬉しいです。ちゃーんと準備してますので💛もちろん、佐久間くんも🩷( *´艸`) (11月5日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - 続・イチバンになりたいのウラ待ってます…(//> <//)佐久間担だけど、どの人も毎回楽しみにししています🩷更新ファイトです！応援してます！ (11月5日 15時) (レス) @page36 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 遥さん» そうだったんですね😄了解しました❗️この話の続きも楽しみにしてますね🖤 (10月18日 22時) (レス) id: 60d138fccd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2023年10月2日 17時
