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一日がかりの撮影が無事終わって
取材に対応した社員とスタッフ、亮平を含めた共演者の皆さんが
談笑していた。その間を縫うようにして化粧室に入る。
手洗い場で化粧ポーチを広げて
リップを塗りなおす。
廊下の方からコツコツ、、とヒールの音が聞こえてきて
キレイな服を着た若い女の子が入ってきた。
『あ。』
鏡越しに見えた、その女の子は
亮平のシャツにピンクのルージュをこすりつけた
あざと可愛い女の子。
その彼女が、私をみて声をあげる。
『こんにちは。』
「こんにちは。」
『お会いできないかと思って来てみたら、いらっしゃった。』
その一言で、わかってしまう。
この子もまた、勘づいているのだと。
きっと偶然ではない。
私の後をつけてきたに違いない。
『阿部さんの、彼女さん、ですよね？』
「・・・なんのお話でしょう？」
『隠さなくてもいいですよ。もうご本人が白状してますから。
あ、こないだの阿部さんのシャツ・・・すみませんでした。
心配になっちゃいましたよね？』
「・・・何のことですか？」
いつまでたってもシラを切る私に
彼女も苛立っているようだった。
『すっとぼけないでもらえます？
そのメイクポーチもネイルも、ピアスも
全部グリーン系統ですよね？』
・・・ああ、本当だ。
私ってばいつの間に、亮平に染まっていたんだろう
『阿部さんが言ってました。
”俺の方が好きすぎて心配だ”って。私、入り込む隙なかったです。』
「・・・・。」
『もうちょっとカッコよくて、スマートな人だと思ってたんだけどなぁ。』
がっかりしたようにため息をつく彼女が、
なんだかかわいそうになってくる。
この子は、普段の亮平の様子から
頭がキレるし、気が利くし、すごく頼りがいのある男の人に見えたんだろうな。
あの子の方が亮平よりも年下だろうし。
それを、何かの拍子に亮平が自分で覆してしまったらしかった。
亮平らしいな。と思わず笑ってしまった。
『あ、笑いましたよね、今。やっぱり彼女さんなんだ。』
「・・・さぁ、それはどうでしょう？」
これ以上詰められる前に、と先に化粧室を出ると
その後をコツコツ、とヒールを鳴らしてついてくる。
「次のお仕事、あるんじゃないんですか？」
『だから、向かってるんですけど？』
「・・・それは失礼しました。笑」
・・・・ドン！
角のところで誰かにぶつかって
危うく転びそうになるところに、腕をグイと掴まれた。
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遥(プロフ) - アキネコ。さん» ありがとうございます🩷ご期待に応えらえる様、精進します！キリンの首で(え？)待っていて下さい！ウフフ♡ (11月5日 22時) (
レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - 連続コメント失礼します！！『次回作では、カップルがひとつ、増えるかも....？』遥様のそんなお言葉に期待してしまっています…！しょった誕生日おめでとうですね。次回作も首を長くして待ってるつもりです！！！続編でも頑張ってください！！ (11月5日 22時) (レス) @page38 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - アキネコ。さん» ありがとうございます！気まぐれ更新なので、気長にお付き合い頂けると嬉しいです。ちゃーんと準備してますので💛もちろん、佐久間くんも🩷( *´艸`) (11月5日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - 続・イチバンになりたいのウラ待ってます…(//> <//)佐久間担だけど、どの人も毎回楽しみにししています🩷更新ファイトです！応援してます！ (11月5日 15時) (レス) @page36 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 遥さん» そうだったんですね😄了解しました❗️この話の続きも楽しみにしてますね🖤 (10月18日 22時) (レス) id: 60d138fccd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2023年10月2日 17時
