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ｓｉｄｅA
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『食堂に行ったよ？御一行様。』
「佐々山くんも行ってきたら？」
『俺？俺はいつも通りコーヒーとサンドイッチでいいんで。』
亮平たちの撮影部隊が食堂で休憩中ということもあって
研究室のほとんどが食堂に昼食を食べに行ったらしい。
部屋に残ったのは、私と佐々山くんだけだった。
『その弁当、阿部くんも食べたことあるの？』
「・・・・」
『空き時間、彼めっちゃ見てるよ。視線感じない？』
視線なんて感じるわけない。
私は、意図的に亮平を一切見ないようにしてるんだから。
『苦しくないの？そんなに隠して。』
ああ。黙れば黙るほど
この人は核心を突いてくる。
追い込まれて逃げられなくなる前に
打ち明けて口止めしてしまおうか。
でも。
亮平との恋を守りたくて
頑なに口を閉ざす私を見た佐々山君は
大きなため息をついた。
『別に、誰かにバラしたりなんかしないよ。
自分の気持ちに踏ん切りをつけたいから、事実確認をしてるだけ。』
『それと、阿部くんにも言質はとったよ。
”本気出していいか？”って聞いたら”困ります”ってはっきり言われた。』
・・・・え？
『今までずっと、納得できる理由がないまま断られてきたんだ。
本当の事教えてくれるのが、誠意ってもんじゃない？』
佐々山くんの視線が痛かった。
それよりも。
亮平が私たちの関係を認めたってことの方が
私の気持ちを大きく揺さぶっていた。
嬉しいような、なんだか落ち着かないような
自分でも理解できないような感情で、胸の奥がザワザワした。
『・・・ここまで言っても、無言を貫きますか。笑』
大きなため息をついた佐々山くんは
騒がしくなり始めた部屋の外を眺めた。
大きな窓の奥から、亮平たちの撮影部隊が戻ってくるのが見える。
共演者の方たちやスタッフさんと
談笑している姿でさえ、輝いて見える。
『髪・・・引っかかってるよ。』
「・・・・っ！」
すっと隣から伸びた佐々山くんの手が
ピアスに引っかかった私の髪の毛に触れて
同時に私の頬も掠めた。
距離が、近い。
警戒したのと同時に、部屋の外へ目をやると
遠く離れた亮平が、見たこともないくらい悲しい表情をして
こっちを見ていた。
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遥(プロフ) - アキネコ。さん» ありがとうございます🩷ご期待に応えらえる様、精進します！キリンの首で(え？)待っていて下さい！ウフフ♡ (11月5日 22時) (
レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - 連続コメント失礼します！！『次回作では、カップルがひとつ、増えるかも....？』遥様のそんなお言葉に期待してしまっています…！しょった誕生日おめでとうですね。次回作も首を長くして待ってるつもりです！！！続編でも頑張ってください！！ (11月5日 22時) (レス) @page38 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - アキネコ。さん» ありがとうございます！気まぐれ更新なので、気長にお付き合い頂けると嬉しいです。ちゃーんと準備してますので💛もちろん、佐久間くんも🩷( *´艸`) (11月5日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - 続・イチバンになりたいのウラ待ってます…(//> <//)佐久間担だけど、どの人も毎回楽しみにししています🩷更新ファイトです！応援してます！ (11月5日 15時) (レス) @page36 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 遥さん» そうだったんですね😄了解しました❗️この話の続きも楽しみにしてますね🖤 (10月18日 22時) (レス) id: 60d138fccd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2023年10月2日 17時
