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”外で待ってる”
ロッカールームでスマホをチェックして
飛び上がるくらい嬉しくなる。
急いで着替えを済ませて、メイクを直す。
髪の毛は、ポニーテールに結わえてるから
前髪だけをアイロンで直した。
どこかに、ご飯食べに行くのかな？
買ったばかりのからし色のヒールに履き替えて
ジムの駐車場に向かった。
すぐに見つけられる、照くんの車。
いつもみたいに、車に寄りかかって待っててくれる。
見つかったら大変だから
車内で待っててくれていいのに。
”俺が迎えたいから、いいの”
って、いつも外で待っててくれる
照くんの優しさが、すごく好き。
コツン、とヒールを鳴らして
立ち止まる。
そこに立ってるのは、照くんだけじゃない。
暗くてもよくわかる。
背の高くて、スタイルのいい、女の人だ。
駐車場の薄明りを頼りに、彼女の正体を探る。
照くんと、親しげに話してる。知り合いかな？
どこか見覚えのある、その完璧なスタイル。
さっきまで、ジムでトレーニングしていたモデルさんだと、気づく。
その瞬間、心臓がぎゅうっと搾り取られるみたいに苦しくなる。
なんで私、気づいちゃうんだろう？
あの二人は、ただの知り合いじゃないんだって
遠くから見ても、なんとなく、わかってしまったんだ。
バッグをギュッと握りしめて、その場から動けないでいると
照くんの視線が、急にこっちに流れてきた。
向かい側に立ってる彼女は、まだ気づいてない。
きっと、目の前の照くんに夢中なんだ。
『A。』
私に気づいた照くんが、にっこり笑って
手招きしてくれる。
『大丈夫だから、おいで。』
言われるがまま、小走りで照くんのところに向かう。
すぐそばにいる彼女は、きっと私のことを見てるけど
私は彼女の方を見ることは、できなかった。
『お疲れ様。』
照くんは、ぎゅっと肩を抱き寄せて
おでこに”チュ”とキスをしてから
スマートに助手席のドアを開けて、乗せてくれた。
突き放されるんじゃないかって不安があったから
嬉しくて嬉しくて、泣きそうになる。
窓の外は、照くんの背中で見えなかった。
私を庇ってくれてたのか、彼女を庇ったのかは
わからないけれど。
二人で何か話してる声はしたけど、その中身までは聞こえて来なくて。
『お待たせ。』
照くんは、ほどなくして運転席に乗り込んで
車を走らせた。
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遥(プロフ) - アキネコ。さん» ありがとうございます🩷ご期待に応えらえる様、精進します！キリンの首で(え？)待っていて下さい！ウフフ♡ (11月5日 22時) (
レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - 連続コメント失礼します！！『次回作では、カップルがひとつ、増えるかも....？』遥様のそんなお言葉に期待してしまっています…！しょった誕生日おめでとうですね。次回作も首を長くして待ってるつもりです！！！続編でも頑張ってください！！ (11月5日 22時) (レス) @page38 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - アキネコ。さん» ありがとうございます！気まぐれ更新なので、気長にお付き合い頂けると嬉しいです。ちゃーんと準備してますので💛もちろん、佐久間くんも🩷( *´艸`) (11月5日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - 続・イチバンになりたいのウラ待ってます…(//> <//)佐久間担だけど、どの人も毎回楽しみにししています🩷更新ファイトです！応援してます！ (11月5日 15時) (レス) @page36 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 遥さん» そうだったんですね😄了解しました❗️この話の続きも楽しみにしてますね🖤 (10月18日 22時) (レス) id: 60d138fccd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2023年10月2日 17時
