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「ただいま。」
大介にもらった合鍵を使って扉を開けると
ドタドタと走る足音が聞こえてくる。
『おかえり！どうだった！？』
パンプスを脱いでリビングに向かう途中
走って来た大介と合流して
その後をそわそわとついてくる。
仕事を午後から休んで、1ヶ月ぶりの検査受診。
たまたまオフだった大介が
“俺もついていく！“って張り切ってくれたけど
丁重にお断りした。
深夜の病院ならまだしも
日中の外来に大介がいたら
とんでもない事になるに違いないから。
荷物を置いて手を洗う間も
ずっと私の後ろをついて歩く大介は
飼い主に構ってもらいたくて仕方ない犬みたい。
『なんか、悪い事あった？大丈夫？』
「・・・もう！大病じゃあるまいし！
ただの念の為の検査だって言ったでしょ？
何もなかったよ、大丈夫！」
『よかったぁ・・・』
脱力するように私の体を抱きしめて
ギューっと力を込める大介の背中を
そっと撫でて。
念の為だって、朝も何度も言ったのに
と、ちょっと呆れてることは言わないでおこう。
『・・・ね。あのさ。』
私の首元に顔を寄せた大介が
すん、と匂いを嗅ぐのがわかった。
それだけで、身体中が熱を持ち始める。
でも、まだ夕方も夕方
明るい時間帯で。
邪な考えは、ギュッと目をつぶって消し去る事にした。
それなのに。
『俺、1ヶ月ガマンした。めっちゃガマンした。』
なんて言って、大介が耳元に”チュ“と唇をつけるから
体がピクンと反応してしまって
ドキドキをおさえるのに、必死。
『したい・・・ダメ？』
ギュッと抱きしめる力を強くして
私の答えを祈るように待ってる大介が
どうしようもなく愛おしい。
っていうか。
「・・・何で、ガマンしてたの？」
大介の方にくるりと向き直って
ギュッと抱きつくと
同じようにして、私の事を包み込んでくれる。
『そりゃ、Aの体が1番大事だから・・・』
「ふうん。」
この1ヶ月、ずっと“私ファースト”で生活してくれてた
大介を思い返して、笑いが込み上げてくる。
『ふうん。じゃなくてさ・・・』
「うん。」
『・・・いい？』
もぞもぞと動く大介の手が
じれったそうに私の体をなぞっていく。
これで“ダメ“って言ったら
大介はどうなるんだろう？
なんて、一瞬考えたけど。
そんなイタズラな事を言う理由も
余裕もない私は
大介の首に手を回して
”チュ“と唇を重ね合わせた。
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遥(プロフ) - アキネコ。さん» ありがとうございます🩷ご期待に応えらえる様、精進します！キリンの首で(え？)待っていて下さい！ウフフ♡ (11月5日 22時) (
レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - 連続コメント失礼します！！『次回作では、カップルがひとつ、増えるかも....？』遥様のそんなお言葉に期待してしまっています…！しょった誕生日おめでとうですね。次回作も首を長くして待ってるつもりです！！！続編でも頑張ってください！！ (11月5日 22時) (レス) @page38 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - アキネコ。さん» ありがとうございます！気まぐれ更新なので、気長にお付き合い頂けると嬉しいです。ちゃーんと準備してますので💛もちろん、佐久間くんも🩷( *´艸`) (11月5日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - 続・イチバンになりたいのウラ待ってます…(//> <//)佐久間担だけど、どの人も毎回楽しみにししています🩷更新ファイトです！応援してます！ (11月5日 15時) (レス) @page36 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 遥さん» そうだったんですね😄了解しました❗️この話の続きも楽しみにしてますね🖤 (10月18日 22時) (レス) id: 60d138fccd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2023年10月2日 17時
