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会いたい。と思ったら
息を切らして走ってきてくれて
手を握ってくれて、それだけで気持ちが楽になった。
怠かった体も、少しだけ軽くなったような気がする。
”病は気から”って、本当なのかも。
大介が握ってくれた手が、ぽかぽかとあたたかくなって
自分の顔色も、いいような気がする。
「ごめんね、あの日。」
『ん？』
大介は、しっかりと右手を握ったまま
優しい表情で話を聞いてくれて、安心する。
「モモちゃんが、送ってくれたの。家まで。
それでね・・・」
『あーあ。だぁから俺の家には、来れなかったわけだ。』
モモちゃんの存在は、大介と付き合い始めたころに話してたから
すぐに納得してくれた。
『お礼、言わなきゃな。』
「ダメ。」
『なんで？』
「モモちゃん、ホントに大介のこと好きになっちゃう。」
『好きになったって、所詮ファンの子でしょ？
俺にはAしかいないもん。』
そう言って、しれっとファンの子と一線を引いて
私を安心させてくれるところ、すごく好きだって思う。
「でも。ダメ。お礼は私がするから、大丈夫。」
『んはは、なんかAに”ダメ”って言われんの、嬉しい、俺。
Aなら、なんでも嬉しい。』
ニコニコ笑ってときどき私の髪の毛を撫でて
手、あったかくなってきたね、なんて言って、また笑ってくれる。
気持が落ちてた時に救われるって、こんなに心穏やかで
嬉しいことなんだって、今さら実感する。
だけど。
「大介・・・もう日付変わっちゃった。明日も仕事・・・」
『うん。朝になったら家戻って、そしてからで大丈夫。』
「・・・ダメだよ、ちゃんと・・・・」
『看護師さんには言ったもん。今晩付き添うからって。』
「そうじゃなくて・・・ちゃんと休まないと・・・」
『俺が一緒にいたいの。そばにいさせてよ。』
キリリと真剣な表情の大介に見つめられて
胸の奥が、きゅうと苦しくなった。
「ありがと・・・嬉しい。」
『当たり前じゃん。早く良くなって、一緒に帰ろ？』
「うん。」
『一緒に、帰るんだよ？意味わかってる？』
「・・・・？うん。」
『俺んちに一緒に帰って、一緒に暮らそ？』
「・・・・。」
うん。と、すぐに言ってしまいたい名を飲み込むと
大介が悲しそうな顔をした。
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遥(プロフ) - アキネコ。さん» ありがとうございます🩷ご期待に応えらえる様、精進します！キリンの首で(え？)待っていて下さい！ウフフ♡ (11月5日 22時) (
レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - 連続コメント失礼します！！『次回作では、カップルがひとつ、増えるかも....？』遥様のそんなお言葉に期待してしまっています…！しょった誕生日おめでとうですね。次回作も首を長くして待ってるつもりです！！！続編でも頑張ってください！！ (11月5日 22時) (レス) @page38 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - アキネコ。さん» ありがとうございます！気まぐれ更新なので、気長にお付き合い頂けると嬉しいです。ちゃーんと準備してますので💛もちろん、佐久間くんも🩷( *´艸`) (11月5日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - 続・イチバンになりたいのウラ待ってます…(//> <//)佐久間担だけど、どの人も毎回楽しみにししています🩷更新ファイトです！応援してます！ (11月5日 15時) (レス) @page36 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 遥さん» そうだったんですね😄了解しました❗️この話の続きも楽しみにしてますね🖤 (10月18日 22時) (レス) id: 60d138fccd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2023年10月2日 17時
