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深夜の救急病院から3日。
点滴に繋がれたベッドの上で、何度目かの微睡み。
窓の外は真っ暗で、面会時間も過ぎている時間なんだってことがわかる。
ただの風邪かと思っていたけどそうではなくて
なかなかの重症だったらしい。
モモちゃんに送ってもらった日の夜、ちょうど両親が帰ってきたタイミングで体調が急変した。
少しずつ回復して来た昨日、
ぼんやりとした意識の中で、ようやくスマホの存在を思い出して
お母さんに頼んで充電してもらって、上司やモモちゃんにすぐに連絡した。
本当は、大介の声を1番に聞きたかったけど。
それだけは、どうしてもできなかった。
数え切れないほどの不在着信とメッセージ。
私の安否が確認できないまま地方に行った事。
今は無事に帰って来てる事。
全部、事細かくメッセージが入っていた。
その、メッセージの最後は
［俺のこと、嫌いになった？］
違うよ。そうじゃないよ。
心の中で何度も反芻しながら、涙が溢れた。
どれだけ心配かけたんだろう？
怒ってるかな・・・
大介の方こそ、私のこと嫌いになったかな？
でも、今ここで連絡しちゃったら・・・
入院中だし、しばらくこのままだし
大介に、迷惑がかかる。
そう考えたら、通話はおろか
送信ボタンすら押せなくて
ベッドの上からは手の届かない
サイドテーブルに置かれたままだ。
ベッドのリモコンのボタンを押して
背もたれをちょっとだけ上げる。
いつになっても消えない倦怠感のせいで
背もたれがないと座ってもいられない。
「大介・・・会いたいよ。」
誰もいない病院の個室で
ぽつりと本音を呟いたら、寂しすぎて。
じんわりと涙が、溢れてきた。
それと同時に、扉の向こう
真っ暗な廊下から
バタバタと走ってくる足跡が聞こえる。
急患かな？
先生たちも大変だな。
なんて、ベッドに身を預けて目を瞑ったら
ガラッと勢いよく開いた扉。
深く被ったキャップにマスク。
肩で息をした人が、そこに立っていて。
もう、すぐわかってしまう。
だって、キャップの下からはみ出た髪の毛が
綺麗なピンク色なんだもん。
『・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・Aっ・・・』
「・・・・大介っ・・・」
『・・・はぁ、はぁっ・・・よかっ・・・た』
息が整わないまま、安堵の表情を浮かべた大介は
私のすぐそばまで歩いてきて、その場にぺたんと腰を下ろした。
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遥(プロフ) - アキネコ。さん» ありがとうございます🩷ご期待に応えらえる様、精進します！キリンの首で(え？)待っていて下さい！ウフフ♡ (11月5日 22時) (
レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - 連続コメント失礼します！！『次回作では、カップルがひとつ、増えるかも....？』遥様のそんなお言葉に期待してしまっています…！しょった誕生日おめでとうですね。次回作も首を長くして待ってるつもりです！！！続編でも頑張ってください！！ (11月5日 22時) (レス) @page38 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - アキネコ。さん» ありがとうございます！気まぐれ更新なので、気長にお付き合い頂けると嬉しいです。ちゃーんと準備してますので💛もちろん、佐久間くんも🩷( *´艸`) (11月5日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - 続・イチバンになりたいのウラ待ってます…(//> <//)佐久間担だけど、どの人も毎回楽しみにししています🩷更新ファイトです！応援してます！ (11月5日 15時) (レス) @page36 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 遥さん» そうだったんですね😄了解しました❗️この話の続きも楽しみにしてますね🖤 (10月18日 22時) (レス) id: 60d138fccd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2023年10月2日 17時
