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ミーティングが終わってスマホをチェックしたら
亮平から数件の着信。
時間は全部数分おき。
最終着歴は、1時間も前。
こんなこと、今までになかったから
また高熱でも出して倒れたのかと急いで折り返す。
『もしもし。』
「ごめんね、亮平。何かあった？」
『あー、ううん。こっちこそ仕事中なのにかけちゃってごめんね。』
いつもと同じトーンの亮平の声に
少しだけ安心する。
「そんなのいいから。どうしたの？」
『あー。いや・・・今日は帰り何時ごろになるかなぁって。』
「へ？」
『・・・・ごめん。なんか、急に声が聞きたくなって・・・・』
「えっと・・・」
こんな亮平に初めて触れて
なんて返したらいいのか戸惑ってしまう。
「亮平、何かあった？」
『ううん。何もないよ。何もないのにかけちゃって、ごめんね。
今日俺、もう終わったから。夜ご飯、準備して待ってるね。』
・・・やっぱり今日の亮平は、何かおかしい。
「7時には帰るから。それまで待てる？」
『もちろん。』
「ん、じゃ、この後もミーティングだから・・・」
『うん。ありがとう、ごめんね。』
穏やかなトーンだけど、どこか寂しそうな亮平が
電話を切った。
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仕事を片付けた帰り道、通りを歩くと目に留まる
新発売の雑誌の羅列。
そこに、亮平も並んでいて
思わず足を止める。
いつの間にか単独で表紙を飾るようになって
亮平の成長と人気っぷりを日々実感する。
そのうち、私なんかいらなくなる。
そんな不安を打ち消したくて
亮平の仕事の事には一切触れないと決めている。
目の前に並んだ雑誌だって
ふわふわの髪の毛で、女の子みたいな顔して
”連れてって”みたいな表情してるけど
私は敢えて手を伸ばすことはしない。
興味がないと言ったらウソになる。
でも、その興味には
私の抱く”不安”は打ち消すことができない。
今日は、どこかおかしな亮平が
私の帰りを待っていてくれるのだから
誰よりも近くで
亮平を独り占めできるあの家に
私は歩く足を速めた。
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遥(プロフ) - アキネコ。さん» 待ってて下さるなんて嬉しいです( *´艸`)脳内ではスノくんたちが我先にと出番を待っている状態なので...文字起こし頑張ります😊 (9月17日 20時) (
レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - えぇ!?!?もう�圭�わりですか！？早かったです！！まだまだあるんです…！？�犬眤圓辰討泙后�！！頑張ってください！！ (9月16日 21時) (レス) @page48 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - レモンさん» 嫉妬魔の岩本君も大好きな設定なのですが、私が書くとちょっとアブナイ方向に走ってしまいそうでｗｗｗ胸キュンストーリーにとどめておけるように、岩本君にはよ〜く言って聞かせたいと思います(笑)あ、そうやって彼女ちゃんに毎回叱られてるのかな( *´艸｀)なんて♡ (9月6日 11時) (レス) id: 1034983af3 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - レモンさん» 恋愛偏差値の低い←阿部くんと大人の彼女、私のお気に入りです( *´艸｀)阿部くんの理屈っぽくて要領の悪いところを、ちゃんと愛してる彼女が逆に愛おしくなってしまって、次々とお話が浮かんでしまうカップルです(*^-^*) (9月6日 11時) (レス) id: 1034983af3 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - レモンさん» わぁぁぁぁ！ありがとうございます！（感激！）じっくり読んで下さったことがわかる、丁寧な感想をいただいて...ホントに嬉しいです。あれ？私、解説書いたっけ？っていうぐらい、阿部くんと彼女の心情を読み取って下さって、感激しております( ;∀;) (9月6日 11時) (レス) id: 1034983af3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2023年8月21日 12時
