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泣き疲れて眠ったユリちゃんに
毛布をかけて。
泣きすぎて頭が痛かったけど
リビングを片付けて、洗い物をしながら
さっきまでの出来事を思い返していた。
あんな風に翔が怒った理由は
私にだってわかる。
相葉くんは、まだユリちゃんの事を想ってる。
その事実を知っているから。
ユリちゃんの事を想って
身をひいた相葉くんの気持ちが
痛いほどよくわかるから。
でも
私はユリちゃんの気持ちに寄り添ってあげたかった。
たとえ、ユリちゃんが
傷つくことから逃げているのだとしても
酷い姿を相葉くんに見られて
それでも愛してくれるのかって不安になる気もちは
女の子なら、誰でも感じるんじゃないかと思うから。
泡だらけの手を流して
スマホをタップしたら
翔からの着信履歴が何件か残っていて。
すぐにかけ直した。
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『もしもし.....』
「....翔？ごめんね、電話気づかなかった。」
『あぁ...いや....』
電話越しの翔の声を聞いたら
なんだか恋しくて。
泣きそうになるのをグッと我慢する。
『....ユリは....？』
「泣き疲れて眠ってる。」
『.....そっか。
その.....いきなり怒鳴って出ていったりして...
悪かった。』
翔の、静かな声が
耳元で響いて。
ちょっとだけ安心する。
「大丈夫。
翔は、間違ってないよ。」
『....でも....やっぱりあんな言い方は良くなかったと、思う。』
電話の向こうで
翔は必死で言葉を探して。
もうこれ以上。
翔を悩ませる事も、したくなかった。
「翔.....」
『.....ん？』
「好きだよ。」
正直に、想いを伝えたけど
電話越しの翔から返事はなかった。
「たとえば私が....ユリちゃんみたいになっても.....
翔は....離れないで私のそばにいてくれる.....？」
自分で言っておきながら
想像したら悲しくて。
頬を涙が伝って、床に落ちた。
愛おしいと思う気持ちが
お互いの方向を向いていることが
どれだけ幸せで尊いか。
今の私には、ものすごく心に刺さる。
電話の向こうで
翔が鼻を啜ったのが聞こえて。
きっと翔も
同じ事を、考えてるんじゃないかって思った。
翔は
“好き”という一言よりも
私が欲しがっている言葉を、ちゃんとわかっていて。
『......何があっても、絶対に離さない。』
電話の向こうで
その力強い一言をくれた。
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遥(プロフ) - まみ公さん» お疲れ様ー！6回！読み逃げありがとうございます！！トラブルばっかりの2人だったので、合鍵疑惑晴らしてイチャコラして欲しいですよねっ( *´艸`) (2021年12月20日 5時) (
レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
まみ公(プロフ) - 遥さん、おわったよー！６回。またまたまた、読み逃げしました←もう、確信犯！笑。ユリちゃん、勇気を出せてよかった…安田くんのおかげ！でも、なんで合鍵持ってるんだろって、私も気になるところです…がっ！さあ、これから絶対イチャコラするよね？待ってまーす！ (2021年12月19日 19時) (レス) id: b826214e69 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - さくさん» コメンテーターありがとうございました！！主役がブルンブルンにエンジンふかして待ってるので早く描いてあげなきゃ！！でもこのずっとお預け状態が楽しくなってきてる作者ですww (2021年12月19日 8時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - はい！DSHコメンテーターです！ユリちゃん、まーくん、本当によかった！！！これからはいい事言ってた翔くんの番かな！？(笑)これからもコメンテーターしていきますよお！ (2021年12月17日 22時) (レス) @page50 id: 22b2ab4ca6 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - さくさん» 落ち着け！まずは深呼吸！危うくこの作品の主人公が誰だか忘れるところだったよ！ギリセーフ！カッコいい翔ちゃん出てきて良かった。アッチの方は翔くんのシャワーが長引いているようですwww (2021年12月11日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2021年11月13日 22時
