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side雅紀
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「やっ.....ヤダっ.....テツヤっ....やめて！！！」
ユリちゃんの、必死の叫び声が聞こえる。
警察に知られた事に逆上したテツヤさんは
もはやユリちゃんの悲鳴は聞こえてないみたいだった。
テツヤさんが振り被った瞬間
.....もうダメだ。
そう思って目をつぶった、その時
体がふと軽くなって
馬乗りになっていたテツヤさんの体が吹っ飛んだ。
その先に視線を送ると
ひっくり返ったテツヤさんの上に、向こう側で縛られていたはずのユリちゃんが馬乗りになっていた。
「.....許さない！
これ以上雅紀を傷つけたら.....許さない！！！」
俺に背を向けたユリちゃんが
痛々しい叫び声で“雅紀”って呼んだのが
なんだか苦しくて。
必死で起きあがろうとしたその時
テツヤさんが
簡単にユリちゃんを振り払って。
「お前.....！！」
「ユリちゃん！！」
「そこで何してる！！！」
3つの声が重なった瞬間。
ユリちゃんの身体が
俺の足元に雪崩れ込んできて。
「ユリちゃんっ......！？」
必死に抱き止めたら、
うっすらと目を開けたユリちゃんと
視線が合った。
真っ赤なほっぺに涙を流して
粘着テープがついたままの腕を
俺の頬にそっと伸ばした。
「.....ごめん....ね....？」
「ユリちゃん！俺は全然大丈夫だよ？
助けに来るの遅くなってごめんね？」
悲しい顔して、掠れ声のユリちゃんが
これ以上泣かないように
精一杯カッコつけて、ユリちゃんを抱きしめた。
その時、初めて気づく。
抱きしめたユリちゃんの右腕から
大量の血が、どんどん出てきて。
ブラウスの袖が真っ赤になった。
.....切られたんだ！
その瞬間、全身の血の気が引いて
心臓がえぐり取られるような感覚になる。
「ユリちゃん.....待って....どうしよう.....
ユリちゃん.....」
必死にユリちゃんの腕を押さえて
血止まれ....って願ったけど
それとは裏腹に、どんどん溢れてくる。
「.....ユリちゃん......ユリちゃん！」
息が上がって、上手く呼吸できない中で
必死でユリちゃんを呼んだら
「......好きだよ......雅紀........」
今にも消えそうな声で、俺の名前を呼んで
ユリちゃんは静かに目を閉じた。
「.....え？ユリちゃん.....ユリちゃん！
しっかりして....ユリちゃん...ユリちゃん！
.....ユリっ！！！」
必死に叫んでた途中で
俺たちは
救急隊の人たちに引き離された。
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遥(プロフ) - まみ公さん» お疲れ様ー！6回！読み逃げありがとうございます！！トラブルばっかりの2人だったので、合鍵疑惑晴らしてイチャコラして欲しいですよねっ( *´艸`) (2021年12月20日 5時) (
レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
まみ公(プロフ) - 遥さん、おわったよー！６回。またまたまた、読み逃げしました←もう、確信犯！笑。ユリちゃん、勇気を出せてよかった…安田くんのおかげ！でも、なんで合鍵持ってるんだろって、私も気になるところです…がっ！さあ、これから絶対イチャコラするよね？待ってまーす！ (2021年12月19日 19時) (レス) id: b826214e69 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - さくさん» コメンテーターありがとうございました！！主役がブルンブルンにエンジンふかして待ってるので早く描いてあげなきゃ！！でもこのずっとお預け状態が楽しくなってきてる作者ですww (2021年12月19日 8時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - はい！DSHコメンテーターです！ユリちゃん、まーくん、本当によかった！！！これからはいい事言ってた翔くんの番かな！？(笑)これからもコメンテーターしていきますよお！ (2021年12月17日 22時) (レス) @page50 id: 22b2ab4ca6 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - さくさん» 落ち着け！まずは深呼吸！危うくこの作品の主人公が誰だか忘れるところだったよ！ギリセーフ！カッコいい翔ちゃん出てきて良かった。アッチの方は翔くんのシャワーが長引いているようですwww (2021年12月11日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2021年11月13日 22時
