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sideA
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「ユリちゃんっ....！？」
あれからずっと元気がなかったユリちゃんを
なんとか笑顔にしたくて。
ユリちゃんのアパートから
何かいいものがないかって探して見つけた。
相葉くんのパーカー。
急にポロポロと涙を流すユリちゃんは
それをぎゅっと握り締めて
声を殺して泣き出した。
ユリちゃんが、こんなに感情を顕にするのは
初めてで。
私は慌ててユリちゃんのそばに行って
背中をさすったけど。
この涙を止める術はなくて。
ユリちゃんの涙が止まるまで
ただ寄り添うしか出来なかった。
その最中。
ベッドのサイドテーブルに置かれた
お薬の袋を見て、私....わかってしまったの。
その中身が、痛み止めや化膿止めだけじゃないことを。
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「ごめん....A。もう大丈夫だから。」
ユリちゃんが、自分に言い聞かせるように
涙を拭って。
私の手をそっと握って
笑って見せた。
でも。
「.....ユリちゃん....全然大丈夫じゃないよ。
コレ....睡眠薬でしょ....？」
ユリちゃんは、気まずそうに視線を逸らして
「あぁ....傷が痛む時に飲むだけだよ(笑)」
また、笑ってごまかした。
いつもなら“そっか”って
引き下がる私だけど。
もう....限界。
「ウソ。コレがないと眠れないんでしょ？
不安なんでしょ....？
もうそれ....大丈夫じゃないよ！？
ダメだよ....もう我慢するのやめよう？
私じゃ頼りにならないかもしれないけど....
なんでも聞くから....お願い.....
私....もうこれ以上ユリちゃんが傷つくの....いやだよ！」
ユリちゃんを助けたい。
溢れる思いを言葉にしたら
それが涙になって流れてくる。
そんな私を見て
泣き止んだばかりのユリちゃんが
また顔をくしゃくしゃにして
涙を堪えようとするから
思わずユリちゃんを、ぎゅっと抱きしめた。
「ユリちゃんっ....大丈夫だよ。
私....ずっとそばにいるから。
何があっても私、ユリちゃんの味方だよ？
絶対に....離れて行かないから！」
募る思いを打ち明けただけの私を
ユリちゃんは
左手一本で、ギュッと抱きしめてくれた。
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遥(プロフ) - まみ公さん» お疲れ様ー！6回！読み逃げありがとうございます！！トラブルばっかりの2人だったので、合鍵疑惑晴らしてイチャコラして欲しいですよねっ( *´艸`) (2021年12月20日 5時) (
レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
まみ公(プロフ) - 遥さん、おわったよー！６回。またまたまた、読み逃げしました←もう、確信犯！笑。ユリちゃん、勇気を出せてよかった…安田くんのおかげ！でも、なんで合鍵持ってるんだろって、私も気になるところです…がっ！さあ、これから絶対イチャコラするよね？待ってまーす！ (2021年12月19日 19時) (レス) id: b826214e69 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - さくさん» コメンテーターありがとうございました！！主役がブルンブルンにエンジンふかして待ってるので早く描いてあげなきゃ！！でもこのずっとお預け状態が楽しくなってきてる作者ですww (2021年12月19日 8時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - はい！DSHコメンテーターです！ユリちゃん、まーくん、本当によかった！！！これからはいい事言ってた翔くんの番かな！？(笑)これからもコメンテーターしていきますよお！ (2021年12月17日 22時) (レス) @page50 id: 22b2ab4ca6 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - さくさん» 落ち着け！まずは深呼吸！危うくこの作品の主人公が誰だか忘れるところだったよ！ギリセーフ！カッコいい翔ちゃん出てきて良かった。アッチの方は翔くんのシャワーが長引いているようですwww (2021年12月11日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2021年11月13日 22時
