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side二宮
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「この店、あの女がオーナーやってるらしい。」
高級ジュエリーショップから出てきた相葉さんと
あの女を、ユリちゃんは意外と冷静に見つめてた。
あの時と変わらない、やたらと巻いた長い髪。
もういい大人だってのに、胸元のバックリ開いたワンピース。
武器なんじゃないかと思わせるほっそいピンヒール。
「いつ見ても恐ろしいわ。」
思わず本音を口にしたら
隣でユリちゃんも笑ってて。
このコ、見かけ通りすげータフなメンタルも持ってるな。って気づく。
相葉さんの話では
「クールビューティっぽいけど、とにかくかっわいいの！」
って毎日のように聞かされてたし
涙流しながら俺の話聞いてたところ見ると
まぁ納得。って思ってたけど。
相葉さんが“可愛い”を言うたびに翔ちゃんは
「完全なる色メガネ」
って冷静に言ってるくらいだから
どっちも、彼女の持ってるモノなんだろうけど。
俺たちには気づかずに歩く相葉さんに
あの女はピッタリくっついて。
さり気なく腕なんか組んじゃってまぁ。
たぶん。
偶然の再会だったんだろうけど
あんなにイケメンになった相葉さんを
あの女が簡単に手放す筈はないことは、簡単に想像できた。
「......大丈夫？」
黙って隣を歩くユリちゃんの表情が
硬くなったような気がして声をかけたけど
「うん。」
一言だけ答えて。
相葉さん達を冷静に目で追ってた。
いや、たぶん必死で平静装ってんのかな。
何のプランもなく尾行してきたわけだけど
この後、どうすんのがベストなんだろう？
そんな事を考えているうちに
大通りから外れたホテル街に足を踏み入れたことに気づく。
その横で、ユリちゃんは相変わらず
険しい表情で相葉さんを見つめてたけど。
「.....ヤバイ。」
彼女がポツリと呟いたと同時に
向こう側に見える相葉くんが、あの女にホテルの中へ誘われているのがわかった。
「.....っ！あの女......！」
絶対にさせない！
そう思って一歩踏み出そうとしたときにはもう
俺の横をユリちゃんが通り過ぎて。
すんなり俺との距離を離して
相葉さんとあの女のところへ
静かに近づいて行った。
.....ヤバイ....修羅場.....？
思わず俺も追いかけようとしたけど。
ユリちゃんが、過去の呪縛から救い出してくれるかもしれない。
なんて、ささやかな期待を胸に抱いて
その広がった距離から、3人の様子を黙って見ていた。
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遥(プロフ) - てるりんさん» 待ってて下さってありがとうございます´`*otonaの方もちまちま執筆中ですので、気長にお待ちいただけたら嬉しいです！ (2021年8月2日 21時) (
レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - ぴぃさん» 待っててくださってありがとうございます！otona翔ちゃん...優しくできないとか言ってたけど....そんなカッコつけて彼女を骨抜きにできるほどのスキルはないと思われますwww空回りして失敗しないといいなぁ...と思いながらも、めいっぱいイチャコラさせてあげたいです´` (2021年8月2日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 花菜さん» 翔くんの1番の敵は間違いなくユリちゃんですね！厄介と思いながらも彼女ちゃんの一番大事な友達だってわかってるから無下にもできない....取り扱いに困ってそうwやっぱりこの2人が大ゲンカして彼女とまーくんが仲裁に入る話書きたすぎます（笑） (2021年8月2日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - さくさん» あーん！爆睡中もDSH読んでて下さったんですねー！！ありがたやありがたや。ラーメン食べずにアツーーーい夜を過ごすほど、翔くんにテクニックあるのかな？（笑）まだ2回目なのに優しくできない宣言して、きっと今頃後悔してるはずw (2021年8月2日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - まみ公さん» おひさしぶりぶりぶりーふー！！翔くん嫉妬に狂ってラーメン食ってる場合じゃなかったらしいです( *´艸`)優しくできない！とか、いや普段からお前そんなに優しくねぇだろ！ってツッコミながらotona書いてる真っ最中ですw (2021年8月2日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2021年2月13日 15時
