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side ユリ
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「.....あれ.....？松葉杖は？」
「ん？もうフツーに歩いていいって。
全然違和感ないだろ？」
安田はゆっくりとアタシの方に歩いてくる。
その歩き方は、本人の言う通り全然違和感なくて。
「めちゃくちゃ頑張ったんだね。リハビリ。」
「ハハハ.....他にやる事なかったからね(笑)」
なんて、笑ってごまかしてたけど。
人に隠れてめちゃくちゃ努力してる安田を、アタシは知ってる。
だから
その後に続く言葉が見つからなくて
その場で黙り込んだ。
「ほら。信号青だぞ。」
安田に肘を突かれて
慌てて道路を渡ると
「ちょっと、付き合えよ。」
そう言われるがまま
安田と肩を並べて歩いた。
「....悪かったよ。あの時。」
「.......」
「俺がわざと櫻井くんを相葉くんの店に連れてった。」
.....わざと....？
なんで安田が、そんな事する必要あんの？
やっぱりアタシを、笑い者にして楽しんでたの？
言い返す言葉なんか
何も思いつかなくて
ただ黙々と、その先に語られる理由を考える。
「お前が、すんなり相葉くんのものになっちゃったのが、気に入らなくてさ。
相葉くんに、お前の誕生日のことバラしたの。俺。」
安田は横目でアタシのことを見て
笑いを堪えてるように見えた。
きっとアタシは、驚きと悲しみと、怒りと
いろんな感情が入り混じってたんだろうな。
めちゃくちゃ変な顔で、安田を見てたんだと思う。
「やっぱりお前....俺といる時って、そういう顔しかしないもんな(笑)」
「は？」
「.....いやいやいや。相葉くんの隣にいるお前とは大違いだよ。マジで。」
安田はフフフと意味不明な笑いと一緒に
小さなため息をついた。
「お前も傷ついてるかもしれないけど
多分、相葉くんはもっと傷ついてるんじゃない？
一夜を共にした彼女に誕生日を秘密にされて
わけわからん間に俺に宣戦布告されて
彼女からは何の弁解もないなんて。」
「.....っ誰のせいでっ！」
思わず腕を振り上げて、ぶん殴ってやろうと体が動いた。
でもそれは、安田の片手に
いとも簡単に制圧される。
「悪かった。悪かったよ。
お前と相葉くんを傷つけて.....悪かった。」
その瞬間、
安田の顔が、アタシの目の前に近づいて。
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遥(プロフ) - てるりんさん» 待ってて下さってありがとうございます´`*otonaの方もちまちま執筆中ですので、気長にお待ちいただけたら嬉しいです！ (2021年8月2日 21時) (
レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - ぴぃさん» 待っててくださってありがとうございます！otona翔ちゃん...優しくできないとか言ってたけど....そんなカッコつけて彼女を骨抜きにできるほどのスキルはないと思われますwww空回りして失敗しないといいなぁ...と思いながらも、めいっぱいイチャコラさせてあげたいです´` (2021年8月2日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 花菜さん» 翔くんの1番の敵は間違いなくユリちゃんですね！厄介と思いながらも彼女ちゃんの一番大事な友達だってわかってるから無下にもできない....取り扱いに困ってそうwやっぱりこの2人が大ゲンカして彼女とまーくんが仲裁に入る話書きたすぎます（笑） (2021年8月2日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - さくさん» あーん！爆睡中もDSH読んでて下さったんですねー！！ありがたやありがたや。ラーメン食べずにアツーーーい夜を過ごすほど、翔くんにテクニックあるのかな？（笑）まだ2回目なのに優しくできない宣言して、きっと今頃後悔してるはずw (2021年8月2日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - まみ公さん» おひさしぶりぶりぶりーふー！！翔くん嫉妬に狂ってラーメン食ってる場合じゃなかったらしいです( *´艸`)優しくできない！とか、いや普段からお前そんなに優しくねぇだろ！ってツッコミながらotona書いてる真っ最中ですw (2021年8月2日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2021年2月13日 15時
