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「翔くん....これ....他の子からも、たくさんもらうだろうけど.....」
耳まで真っ赤にしたAが、うつむきながら小さい箱を手渡してくれたのは、バレンタイン前日のゼミ室。
「....え。これ俺がもらっていいの...?」
「うん.....
迷惑じゃなかったら...。明日はきっと、渡せないような気がしたから(笑)」
だなんて言ったAに
「マジで....いいの？すっげー嬉しいんだけど。ありがとう」
そう言って受け取った。
もしかしたらAも....俺の事....
そんな期待が
一瞬よぎったけれど
人前に出るのは得意じゃない
アイドルとの恋は現実的じゃないと言った彼女に
「好きだ」と伝えたところで
結局困らせることになるのは、わかりきったことだった。
数ヶ月前に再会したAは、
以前とちっとも変わってなくて
控えめに笑うところとか
聞き上手なところとか
俺が好きだったもの全てがそのままで
なんとかしてAとの繋がりを作っておきたいと思っていた。
唯一違ったのは
美しく強い眼差し......
人前に出るのは得意じゃないと言っていたAが
いまや一つの組織の代表として社会で活躍していた。
もともと賢くて人当たりも良く
回りにはいつも人があふれていたAだから
そうなったことは不思議じゃない
だけど
俺の知らない所で
そうやって変わって行くんだという事実を突きつけられて
寂しさと悔しさがこみ上げてきた。
再会した今なら......
そう思って秘めていた彼女への想いは
打ち明けたところで、Aの重荷にしかならないような気がしていた。
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遥(プロフ) - タマさん» タマ様。ありがとうございます。タマ様のお言葉を励みに、次の作品も頑張って執筆したいと思います。 (2014年2月13日 18時) (
レス) id: f8eaebec01 (このIDを非表示/違反報告)
タマ(プロフ) - はじめまして。すごく面白かったです。 次も楽しみにしてます！ (2014年2月13日 16時) (レス) id: 6dde97940c (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - なぁな♪さん» なぁな♪様。コメントありがとうございます。お褒めの言葉を頂けて、嬉しい限りですT^Tホワイトデー編も頑張って書き上げたいと思っています。出来上がった時は、ぜひまた遊びにいらしてくださいね☆ (2014年2月8日 14時) (レス) id: f8eaebec01 (このIDを非表示/違反報告)
なぁな♪(プロフ) - はじめまして♪お話とっっても面白くて一気に読んじゃいました笑どのお話も嵐らしさが出ていて凄いなと思いました∩(´∀｀∩)ホワイトデー編も書いてくださるんですね！！今からとても楽しみですヽ(*´∀｀*)ﾉ (2014年2月8日 13時) (レス) id: 463a4dfe34 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - あいのん様。ステキなコメントありがとうございます(T ^ T)もう二宮さん、大好きな主人公ちゃんを繋ぎとめたくて必死です（笑）来月のホワイトデーには、さらにイケイケドンドンになって頂こうと思ってます(´･Д･)」あいのん様のコメントを励みに頑張ります。 (2014年2月3日 14時) (レス) id: f8eaebec01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2014年1月31日 14時
