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「A、お疲れ様....。10年....ぶり、くらいかな.....?海外に行ったってのは聞いてたけど....」
取材という仕事が終わってテレビ局を出ようと、帰り支度をしていた所に
翔くんが声をかけて来た時は
心臓が飛び出るかと思ってしまった。
「ホントに久しぶりだよね。先月帰ってきたばっかりなんだけど.......翔くん、どこ行っても見かけちゃうから、びっくりしちゃった(笑)」
ホントだよ......
すごくカッコ良くなって.....
もう、いい大人なのにドキドキが止まらないの。
「おかげさまで、いまだにアイドルやらせてもらってるよ....(笑)前よりは、だいぶカッコがつくようになったでしょ....？」
そうやって
自虐ぎみに話す時は
眉をちょっとだけ下げて笑ってみせるの.......
ちっとも変わってないんだね。
「今や、スーパーアイドルだもんね」
なんて褒めた私は
翔くんの活躍を、なんだか素直に喜べなくて
ちゃんと笑えてるか、不安になった。
「あのさ.....久々に会ってなんなんだけど......もし、迷惑じゃなかったら....近いうちに食事でもどうかな.....?」
「....え？」
「あっ...いや。なんだか取材させてもらったらさ、Aの仕事の事とか、向こうで経験してきたことなんかも、もっと聞いてみたいなっていうか.....そんな時間も、あまりないと思うんだけど.....」
「ううん…。大丈夫....!!私も、翔くんともう少し話したい‼」
必死になって誘いを受け入れていることが
そして、たまらなく浮き足立ってしまっていることが
どうか彼に伝わりませんように。
思い出になんてできなかった恋心が
すごいスピードで走りだして
落ち着け、自分。
って、呼びかけていることすら
もう上の空だった。
「これ、俺の連絡先....」
そう言って、小さなメモ用紙をくれた翔くんは
人目を気にしながら楽屋へ戻って行った。
この時の幸せな気持ちは
きっと一生忘れないと思う。
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遥(プロフ) - タマさん» タマ様。ありがとうございます。タマ様のお言葉を励みに、次の作品も頑張って執筆したいと思います。 (2014年2月13日 18時) (
レス) id: f8eaebec01 (このIDを非表示/違反報告)
タマ(プロフ) - はじめまして。すごく面白かったです。 次も楽しみにしてます！ (2014年2月13日 16時) (レス) id: 6dde97940c (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - なぁな♪さん» なぁな♪様。コメントありがとうございます。お褒めの言葉を頂けて、嬉しい限りですT^Tホワイトデー編も頑張って書き上げたいと思っています。出来上がった時は、ぜひまた遊びにいらしてくださいね☆ (2014年2月8日 14時) (レス) id: f8eaebec01 (このIDを非表示/違反報告)
なぁな♪(プロフ) - はじめまして♪お話とっっても面白くて一気に読んじゃいました笑どのお話も嵐らしさが出ていて凄いなと思いました∩(´∀｀∩)ホワイトデー編も書いてくださるんですね！！今からとても楽しみですヽ(*´∀｀*)ﾉ (2014年2月8日 13時) (レス) id: 463a4dfe34 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - あいのん様。ステキなコメントありがとうございます(T ^ T)もう二宮さん、大好きな主人公ちゃんを繋ぎとめたくて必死です（笑）来月のホワイトデーには、さらにイケイケドンドンになって頂こうと思ってます(´･Д･)」あいのん様のコメントを励みに頑張ります。 (2014年2月3日 14時) (レス) id: f8eaebec01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2014年1月31日 14時
