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side You
ずるい。
Jは本当にずるい。
何にも知らないふりをして、いつもパーフェクト。
さっきの私の不意打ちにも、びくともしないで
逆にこっちがはめられちゃうし.....
半分冗談のつもりで言ったことを
Jは叶えてくれた。
Jが今出ているドラマの中で、たくさんのチョコが出てくるの。
チョコだけでない....綺麗なお姉さんもいっぱい....
それが悔しくて、出来っこないこと要求して困らせてやりたかったのに....
蓋を開けると、確かにテレビで見たことのあるボンボンショコラが綺麗に並んでる.....
「本物だぜ。心して食えよ(笑)」
「あれ.....？」
一つだけ、ボンボンショコラの飾りがキラキラしてる....
その先には、上品なピンクゴールドのチェーンが着いていて....
Jが頬杖ついて、いたずらっ子みたいな顔でこっちを見ている。
「それは、俺からな。」
「......かわいい.....」
チェーンを持ち上げて、目の前に垂らしてみると、チョコレートのチャームがついたネックレス。
本物みたいなビターチョコに、小さなピンクダイヤが埋め込まれている。
「Aに....似合うと思ってさ」
そう言ったJが、私からネックレスを取り上げて、首につけてくれた。
「おう。似合うじゃん(笑)」
一人満足そうなJに、私は言葉も出ない。
「でさ....」
話を切り出したのはJ。
「そろそろ、俺のことスキって言ってくんない？」
そう私の耳元で囁いた。
わかってる。
Jは、私の気持ちに気付いてる。
だけど、言えないよ。
だって....
私はJに誇れるものが、まだ何もない。
Jは大人で、私は子供.....
それに私は、Jと同じで負けず嫌いなの。
「私....」
「ん......?」
言葉を選ぶ私の右手が、ふっとJの手に繋がれる。
「私....Jのイチバンの女のコになりたい。」
つないだ手の指が絡み合う。
「だから......」
「だから......？」
「.....まだ言わない(笑)」
「お前....ふざけんなよ(笑)」
繋いだ手を引き寄せ、私を抱きしめたJは、
熱く長いキスをした。
★FIN★
Tactics of the Love. S.Ohno×年上のお姉さん→←11
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遥(プロフ) - タマさん» タマ様。ありがとうございます。タマ様のお言葉を励みに、次の作品も頑張って執筆したいと思います。 (2014年2月13日 18時) (
レス) id: f8eaebec01 (このIDを非表示/違反報告)
タマ(プロフ) - はじめまして。すごく面白かったです。 次も楽しみにしてます！ (2014年2月13日 16時) (レス) id: 6dde97940c (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - なぁな♪さん» なぁな♪様。コメントありがとうございます。お褒めの言葉を頂けて、嬉しい限りですT^Tホワイトデー編も頑張って書き上げたいと思っています。出来上がった時は、ぜひまた遊びにいらしてくださいね☆ (2014年2月8日 14時) (レス) id: f8eaebec01 (このIDを非表示/違反報告)
なぁな♪(プロフ) - はじめまして♪お話とっっても面白くて一気に読んじゃいました笑どのお話も嵐らしさが出ていて凄いなと思いました∩(´∀｀∩)ホワイトデー編も書いてくださるんですね！！今からとても楽しみですヽ(*´∀｀*)ﾉ (2014年2月8日 13時) (レス) id: 463a4dfe34 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - あいのん様。ステキなコメントありがとうございます(T ^ T)もう二宮さん、大好きな主人公ちゃんを繋ぎとめたくて必死です（笑）来月のホワイトデーには、さらにイケイケドンドンになって頂こうと思ってます(´･Д･)」あいのん様のコメントを励みに頑張ります。 (2014年2月3日 14時) (レス) id: f8eaebec01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2014年1月31日 14時
