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「え....?あの....えっと。なんだか夢みたいだなって。」
「.....何が？」
「相葉さんと....こうしていることが.....今も信じられな..........」
「好きだよ」
私が全てを言い終わらないうちに、相葉さんに抱きしめられる。
それだけで嬉しくて、泣きそうになるのに
「俺、Aちゃんが信じられるようになるまで、何回だっていうよ(笑)」
そう言って、抱きしめている腕を更に強くする相葉さん。
「ふふ(笑)ありがとうございます。すごく嬉しい」
私が顔を上げると、ホッとしたような表情で腕を緩めた相葉さん。
彼をそっとカウンターに戻して、紅茶を淹れたポットを運ぶ。
「今日はバレンタインだから、ガトーショコラ、作ったんです。」
「ガトーショコラ？あー！中にとろけるチョコレートが入ってるヤツだ....!!」
「そうそう。撮影の時は、手が汚れちゃいそうなモノは作れなかったので(笑)今回はりきって作っちゃいました。」
「うわー。めっちゃうまそう‼
いただきます」
ものすごい勢いでガトーショコラを食べ終えた相葉さんは、次の仕事があるからと、席を立ってジャケットを羽織った。
「貴重な空き時間に、来てくれて嬉しかったです。ありがとうございます。」
「こっちこそ、スッゲーうまかった....ありがとね。」
.....せっかく会えたのに、もうお別れ。
淋しさを隠せなくて、俯いた私の頭を相葉さんが自分の肩に抱き寄せた。
「Aちゃん.....今度はさ、俺んちで飯作ってよ」
「....え？」
びっくりして思わず顔を上げると相葉さんも慌てて
「いや、変な意味じゃなくてさ。唐揚げとか、カレーとか.....Aちゃんの作った料理が.....」
「いいですよ....?私なんかでよければ.......」
「え.....?!!いいの？」
「.....はい.......?」
「......あ、飯の話だよね？(笑)」
じゃあ、今日も仕事が終わったら電話するね。っと言って、相葉さんはショップを出た。
あ、忘れ物‼って戻ってきて、ワンちゃん達にゴハンをあげていた私のホッペに
「チュッ.....」
ってして行ったのは、その後すぐにやって来たパパには絶対ナイショ。
幸せな私の、バレンタイン。
★FIN★
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遥(プロフ) - タマさん» タマ様。ありがとうございます。タマ様のお言葉を励みに、次の作品も頑張って執筆したいと思います。 (2014年2月13日 18時) (
レス) id: f8eaebec01 (このIDを非表示/違反報告)
タマ(プロフ) - はじめまして。すごく面白かったです。 次も楽しみにしてます！ (2014年2月13日 16時) (レス) id: 6dde97940c (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - なぁな♪さん» なぁな♪様。コメントありがとうございます。お褒めの言葉を頂けて、嬉しい限りですT^Tホワイトデー編も頑張って書き上げたいと思っています。出来上がった時は、ぜひまた遊びにいらしてくださいね☆ (2014年2月8日 14時) (レス) id: f8eaebec01 (このIDを非表示/違反報告)
なぁな♪(プロフ) - はじめまして♪お話とっっても面白くて一気に読んじゃいました笑どのお話も嵐らしさが出ていて凄いなと思いました∩(´∀｀∩)ホワイトデー編も書いてくださるんですね！！今からとても楽しみですヽ(*´∀｀*)ﾉ (2014年2月8日 13時) (レス) id: 463a4dfe34 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - あいのん様。ステキなコメントありがとうございます(T ^ T)もう二宮さん、大好きな主人公ちゃんを繋ぎとめたくて必死です（笑）来月のホワイトデーには、さらにイケイケドンドンになって頂こうと思ってます(´･Д･)」あいのん様のコメントを励みに頑張ります。 (2014年2月3日 14時) (レス) id: f8eaebec01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2014年1月31日 14時
