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said カズ
あれから数ヶ月。
Aは俺がオフの日を伝えると、必ず前日の夜にはやってきて、うまい飯を作ってくれて、ついでに掃除や片付けなんかもやってくれる。
別にそこは、俺としては求めてないんだけど、Aがやってくれるなら悪い気はしないし、
なんだかんだいいながら俺の世話を焼いてくれるのは、今になって始まったことじゃない。
自分は次の日も仕事だって時も、文句一つ言わず必ずやってくる。
俺としては、尽くしてくれるのは嬉しいんだけど.....
そうやって無理して欲しくないから、急だからって断ってもおかしくない前日にオフの知らせをするわけだ。
でもAには通用しない。
そういうところが可愛くて仕方ないし、今まで悲しませてきた分、今度は大事にしてやりたいって思うんだけど.......
なーんて、ぼんやり考えながらキッチンに立つAを見ていたら
「カズー.......そんなに見つめられても、すぐにはごはん出来ないよ?」
少し困った顔をしたAが、コンロに鍋をかけながら俺に言う。
「こういう時こそ、ゲームでもしたらいいのに。」
「お前ね.....なんて色気のないこと言ってんのよ。」
あん時泣きながら俺にしがみついてきたカワイイAちゃんは、どこに行ったのやら......
「だって.....ずっと見られるのは恥ずかしいよ。それにカズ.....一人の時間も大切だって.....」
「そんなこと言ったの、どこのカズくんよ?」
「.....テレビのカズくん......」
「お前のカズくんは、目の前に座ってるカズくんでしょうよ......！」
とかいうしょうもないやり取りを、会うたびにやってる俺たちは、だいぶバカだと思うんだけど。
「.....ごめん。」
そう言ってAは、再び支度を始める。
正直言って、俺もわかんないことがある。
どうやったら、Aは幸せそうな顔をしてくれんのかなって。
「好き」って伝えて、それなりにやるべきこともヤッっちゃってるんだけど、
Aは今までと全然変わんなくて、
忙しい俺にワガママひとつ言わないし、連絡するのもいつだって俺から。
それに対して文句も言わず.......
「......なぁ。A.....」
「んー？」
トントンと包丁音をさせながらAが返事をしたから、さりげなく言ってみる。
「俺の事.....好き？」
.........。
突然、包丁の音が止まって、Aが振り向いた。
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遥(プロフ) - タマさん» タマ様。ありがとうございます。タマ様のお言葉を励みに、次の作品も頑張って執筆したいと思います。 (2014年2月13日 18時) (
レス) id: f8eaebec01 (このIDを非表示/違反報告)
タマ(プロフ) - はじめまして。すごく面白かったです。 次も楽しみにしてます！ (2014年2月13日 16時) (レス) id: 6dde97940c (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - なぁな♪さん» なぁな♪様。コメントありがとうございます。お褒めの言葉を頂けて、嬉しい限りですT^Tホワイトデー編も頑張って書き上げたいと思っています。出来上がった時は、ぜひまた遊びにいらしてくださいね☆ (2014年2月8日 14時) (レス) id: f8eaebec01 (このIDを非表示/違反報告)
なぁな♪(プロフ) - はじめまして♪お話とっっても面白くて一気に読んじゃいました笑どのお話も嵐らしさが出ていて凄いなと思いました∩(´∀｀∩)ホワイトデー編も書いてくださるんですね！！今からとても楽しみですヽ(*´∀｀*)ﾉ (2014年2月8日 13時) (レス) id: 463a4dfe34 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - あいのん様。ステキなコメントありがとうございます(T ^ T)もう二宮さん、大好きな主人公ちゃんを繋ぎとめたくて必死です（笑）来月のホワイトデーには、さらにイケイケドンドンになって頂こうと思ってます(´･Д･)」あいのん様のコメントを励みに頑張ります。 (2014年2月3日 14時) (レス) id: f8eaebec01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2014年1月31日 14時
