ハルランマンノ ○A○RA○SHI○ (ページ39)

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side サトシ

Aさんは、いろんな男からもらったものを

平気な顔して身につけてて

それがいっつも気になっちゃってた。

Aさんは、たぶん気にしてないの、全然。

でも、もしかしたらさ

もしかしたら......

もらったもの大事に取っといて、

いつかそいつをあげたヤツのとこに行けるように

保険かけてんじゃねぇかなって思ったりしてんだよね。

だから、ついつい言っちゃうの。ひどいこと。

別に、その通りにして欲しいわけじゃなくってさ

言いたいだけ。

ちょっと言葉にしたら、モヤモヤが解消される気がしてさ。

これ、Aさんに言ったらさ

「......バッカじゃないの!？」

って、呆れられた。やっぱり(笑)

「......そんぐらい、好きなの。

Aさんのこと。」

って言って、ホッペにチューしてやったら

「だったら変なヤキモチ焼いてないで、

素直にそう言いなさいよ。」

だってさ。

さっきまで泣いてたくせに、

オイラがスキスキ言うと、すぐツンツンするんだから。

「サトシ.....?」

「ん？」

優しい声でオイラを呼んで

向かい側に座ったAさんを、ぐいっと引っ張って

オイラの膝の上に置いた。

「......なに？」

オイラの肩に手をかけたAさんが

「私も、同じくらいサトシが好きよ。

だからね、サトシの好きなようにしていいよ。」

そう言って、オイラの首筋に唇を落とす。

「......持ってるものも、心も、体も.....

全部。サトシ仕様にして、いいよ？」

耳元で囁かれた唇が、そのまま近づいてきて

ゾクリ。と音を立てたオイラの体が

一瞬で熱くなった。

「......んふふ(笑)

そんなこと言っちゃっていいの？

マジで後悔するよ.......?」

そう言ったオイラの手は、

すでにAさんのシャツのボタンにかかっていて

それを見たAさんが、ちょっとだけ呆れたように

「......単純ねぇ....(笑)」

って笑って、オイラの頭を撫でた。

「......言ってられんの、今のうちやぞ(笑)」

そう言ってAさんの首筋に噛みついたら

その後はもう止まんなくて

「......サトシ...もう無理よ....」

って、Aさんが言うまで

たっぷり可愛がってやったの。

だから言ったのに(笑)

後悔するよって。

カノジョノ、モチモノ.......FIN★