ハルランマンノ ○A○RA○SHI○ (ページ28)

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「......悪かった。

ちゃんと話すから、こっちおいで。」

座っているソファーをぽんぽん叩くと
Aはおとなしくやってきて、隣に座った。

頭の後ろに手を回して抱きしめてやると

Aはその腕にしがみついてきた。

「......ごめんね。

お兄ちゃんって言って....」

「......あれは仕方ねぇだろ(笑)

父ちゃんって言われなくて良かったと思うね。」

Aの顔を覗き込むと目が合って

自然に唇が重なり合う。

「......じゃあ、なんで怒ってたの？」

「............。」

それを答えたくなくて

重なり合った唇から舌を絡めて熱いキスをする。

「......んっ.....潤っ......」

戸惑ってるAに気づかない振りをして、そのままソファーの上で押し倒そうとすると

「......ごまかさないでっ....!!」

そう言って体を捩ってソファーから飛び降りた。

「......お前、身軽だな(笑)」

「......そういうの、ズルイよっ....。

ちゃんと話すって言ったじゃん‼︎」

俺の心を全て見透かしたみたいな目で、こっちを睨むAは

ヤケに女っぽくて、胸が熱くなる。

同時に、俺が子供みたいに思えて

情けなさと恥ずかしさで、Aから目を逸らした。

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