ハルランマンノ ○A○RA○SHI○ (ページ23)

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これ以上気持ちが離れて行かないように

Aちゃんの両手を握ると

涙でぐちゃぐちゃなAちゃんが

「......私は.....まーくんしか見てないよ。

だから.....まーくんが、

キレイな女優さんとか、かわいいタレントさんとかと仲良くしてるとこ

......見たくない.....。」

そう言って、また一筋の涙を流した。

....だから、俺のこと見てなかったんだ。

「......ごめんっ‼︎

Aちゃん....ごめんねっ.....。」

俺が今抱えてたようなモヤモヤを

Aちゃんはテレビ見るたびに思ってんだって知って

すごく申し訳なくなって

ギュって抱きしめた。

「まーくん.....ごめんね？

......みっともない事言って。」

Aちゃんがそう言うから

ますます切なくなって

抱きしめる腕を強くする。

「なに言ってんの.......?

みっともないのは俺じゃん.....」

「ううん。

........まーくんは、カッコいいよ。」

さっき酷いこと言って、散々傷つけたのに

Aちゃんが俺の腕の中でそんな事言うから

俺まで泣けてくる。

「ほんとに...ごめんっ....!!」

「......私、怒ってないよ？」

俺の胸もとから顔を出したAちゃんが、

チュって優しいキスをくれる。

「......ん。

でも、いっぱい泣かせちった...」

Aちゃんのほっぺたを撫でると

「......いいの。

まーくんが、それだけ私のこと思ってくれてるなんて.....

すごく嬉しいから。」

そう言って、

もう一度キスをくれた。

もうかわいくてかわいくて、

好きって気持ちが溢れて止まんない。

「......Aちゃん。

俺、ベッド行きたい。」

キスの途中でおでこをくっつけると

Aちゃんは顔を真っ赤にしてたけど

うるんだ目で俺を見つめてて

「...........。」

「..........それ、イエスってことでいいの？」

って聞いたら、

頷く代わりに、熱いキスが帰ってきた。

「......っ.....オレ、

止まんないかも。」

Aちゃんを抱え上げて寝室に向かう途中

「......まーくん。ダイスキ。」

って、Aちゃんが囁くから

その後は、

晩めし食うのもすっかり忘れて

夢中で愛し合った。

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