ハルランマンノ ○A○RA○SHI○ (ページ19)

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「相葉さーん‼︎お願いしまーす。」

控え室からスタジオに移動したら、

Aちゃんとワンコたちは、すでにスタジオの中に入っていて

こっちを見たAちゃんと、ちょっとだけ目が合う。

Aちゃんの方から一瞬で逸らされちゃうんだけど。

最初に会った時も、こんな感じだったっけなー。

って思ってるうちに撮影は始まって、最初の休憩に入った。

Aちゃんは忙しそうにワンコ達の世話をしてて

そこに「お久しぶりですね」とか話しかけたら、どんな反応すんのかなって考えてたら

ADの佐藤くんがAちゃんと話してて....

最初は、手伝ってんだなーって横目で見てたんだけど

......あれ？

なんか妙に親しそうにしてない？

楽しそうに笑ってるけど、何の話してんだろ。

ちょっとだけ近づいてみようかなって思ってたら、メイクさんとか音声さんがやって来て阻まれた。

その間も二人の会話は続いてて

佐藤くんなんて、すっげー嬉しそうに話してるから

コレ、もしかしたらヤバイんじゃない......?

って、マサキの勘が働いて.....

「あぶないよ」ってAちゃんに伝えたくて

その後何度もAちゃんをチラ見したのに

Aちゃんは俺のことなんかちっとも見てくれなくて

すっげームカついてきた。

2度目の休憩中、

コーヒー飲んでた俺んとこに佐藤くんとスタッフもやってきて、反対側のソファーに座った。

「.....いやぁ、Aさん、かわいいっす。」

「.....なんだよお前(笑)

惚れたんだったら、さっさと番号聞けばいいじゃん。」

.......!!

それは絶対ダメだって言いたいのを、深呼吸してぐっとこらえる。

そっからの俺は、撮影どころじゃなくなって

「相葉くん、今日だいぶ飛ばしてんなぁ(笑)」

「.....ちょっと、今日コメント噛みまくりだよ？(笑)」

なんて言われて

情けない笑の取り方しかできなかった。

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