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「.....で、話ってなに？」
二人で向かい合って浴槽に入ると、
Aは恥ずかしそうにして
首まで湯に浸かった。
「....ん。あのね.....。
春から職場も遠くなっちゃうし.....
もっと....
カズと一緒にいたいなって.....」
言い出したAの顔が
みるみるうちに赤くなって行く。
湯温はたいして熱くないよな....
と思いながら
「.....うん？」
Aの次の言葉を促した。
「あの.....私....
ここに住んじゃダメかな....?」
「は？」
予想外の発言に、思わず変な声を出すと
「.....ダメだよね(笑)
....ごめん、今の忘れて。」
そう言ってうつむいて、口元まで湯に潜り混んだ。
「.....話って、それ？」
「...........。」
Aは顔を真っ赤にして、湯に浸かったままだ。
「なーんだ(笑)」
とたんに嬉しくなって、さっきまでの不安が飛んでいく。
向かい側のAの腕を引っ張って、俺の膝の上に乗せると
浴槽のお湯がちゃぷん、と音を立てて零れた。
「.....俺がダメって言うと思った？」
おでこをコツンとくっつけて、Aを抱きしめると
火照った体をますます赤くして目を逸らす。
「.....そんなことないけど....
こんなこと、私が頼む事じゃないかなって思ってたから.....」
「.....なんでよ(笑)」
「.....事務所の事とか、いろいろ。」
「.....んなもんお前が心配することじゃないよ(笑)」
恥ずかしそうに話すAが新鮮で
愛おしくて
おでこにチュっとキスをする。
「.....ん....ごめん。
家賃はちゃんと払うから。」
「.....お前ね、どこまでバカなんだよ。」
「.....え？」
Aの顔を覗き込むと、瞳をゆらゆらさせて戸惑ってる。
「.....少しは俺にもカレシらしい事させろや(笑)
もうちょっと、頼ってよ。」
戸惑った瞳を大きくして見つめ返したAに
今度は唇を重ねた。
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風花 - おおちゃんの独占欲が垣間見えて、きゅんときました(^o^) (2015年5月20日 22時) (
レス) id: 7979a1e2f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2014年3月22日 9時
