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貴女Side
私の年齢暴露は、そんなに相手の度肝を抜くものなのだろうか。
目の前のごつい男……たしか一文字と名乗ったか。彼の目を見て胸中で嘆息した。
私自身、見た目が年齢にそぐわないのは重々承知している。というよりも、成長することが《出来ない》。
ノアと身体を分かち合ったその時から、私の身体は永久のものになった。その時についでにもう少し背を伸ばしてくれれば良かったのに、現実はそう上手く行かないらしい。
だから、いくら嘆いても仕方ないのだと、こんな反応をされる度に言い聞かせてきた。
「……とても信じられないが、南沢が言うのなら信じよう」
眉間に深いしわを寄せ、ぽつりと呟く一文字。
《うわ、これ絶対A傷ついちゃったよー》
(ご名答)
喉からでかかった言葉をすんでのところで止めて、ノアにだけ届ける。
「そういえば、練習試合までの時間は大丈夫？もうそろそろ１２時だけど」
なんだかもう、これ以上私の見た目年齢トークを続けられると身だけでなく心も削られるような気がして、話を反らした。
「え、あ、本当だ！後三十分で相手が来ちまう！急げお前ら！」
篤志のあわてた声を聞いて、この話題を振ったのは正解だったなと確信した。
《長年話反らせてきた成果だねー。今なら世界選手権出られるんじゃない？》
(ちょっとノアは黙っていろ。そうしたらお礼に皮肉世界選手権にだしてあげるから)
《ひどーい》
慌てて準備をはじめる選手を尻目に二人呑気に話していると。
「Aさん！」
ケータイを片手に、篤志がこちらへ駆け寄ってきた。
「午後はお客さん少ないからAさんは休憩がてらにでも俺たちの試合観て来なって、さっき母さんから連絡が来たんだ」
“勿論、観てくれるよな？”
普段は女子に色気をまき散らしている(らしい)彼に、子犬のような顔をされるとどうも断れない。
“たまにはサッカー観戦もいいんじゃないのー？”と言うノアの声にも背中を押され、私はベンチで月山国光の練習試合を観ることにした。
隣に腰を下ろした監督と主に篤志のことについて話していると、ふと監督が入り口を見た。
「来たようだな」
そういう監督の声音は先程までとはどこか違い、まさに戦いに行く武将の様にも見えた。
《お手並み拝見だねー。相手は誰なのかなー？》
嬉しそうに問うノアの声にゆうどうされ、私も入り口に目をやった。
そこにいたのは＿＿＿＿
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ぽんず。(プロフ) - 美優莉さん» 少しでもお役に立てれば幸いです。これからも頑張ります！ (2015年11月4日 20時) (
レス) id: 78ac36b467 (このIDを非表示/違反報告)
美優莉 - 教えてくれてありがとうございます。これからも頑張ってください!! (2015年11月4日 19時) (レス) id: 2714492d95 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず。(プロフ) - 東堂 悠莉さん» ど、どうされたんですか！？ (2015年10月30日 21時) (レス) id: 78ac36b467 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず。(プロフ) - 美優莉さん» コメントありがとうございます！そして、すごいグッドタイミングな質問です(笑)もうすぐ彼らについて書いていく予定なので、是非ともそちらで答えを確かめていただければと思います。もうしばらく、お待ち下さい！ (2015年10月30日 21時) (レス) id: 78ac36b467 (このIDを非表示/違反報告)
東堂 悠莉 - ぽんず。さん» や、やっと見つけた……ﾊﾞﾀｯ (2015年10月30日 19時) (レス) id: 8b0cd85cc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんず。 | 作者ホームページ：http://ww.inago.@
作成日時：2015年9月4日 21時
