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貴女Side
「Aさん！そこにいるんだろう？なあ！」
聞き慣れた声。ガンガンと外からたたかれる扉。
その声は当然男にも聞こえるわけで、男は軽く舌打ちをして扉の方へ向かっていった。
やっとあいつの手の内から逃れられた安堵からか、溜まりに溜まっていた恐怖の所為か、私はその場にへたり込んでしまった。
そして、次に浮かぶのは声の主のこと。
「……篤志？何でこんなところに……」
お母さんたちが捜してくれていたのだろうか。
あれこれ考えが浮かんでは消える中、不意に彼の声が聞こえた。
《僕のおかげだよー》
「ノア？」
《そう、僕。Aったら男に気を取られすぎて僕が何言っても気づかないからさー、髭将軍に頼んだんだよ。助けてーって》
「じゃああそこに髭もいるのか？危険すぎる！」
相手は大の大人だ。それも、なにやら変な薬を飲ませて、自らも飲む誘拐犯だ。到底中学生だけで張り合える相手じゃない。
《まあまあ、落ち着きなよ、僕もバカじゃないんだから。僕らからしたら最悪だけど、彼等にとっては最高の助っ人を連れてくるよう、髭将軍に頼んだからさ》
“助っ人”
それは誰か、聞く必要はなかった。
耳をつく轟音。
暗い部屋を照らす外の光。
破られた扉からこちらに駆け寄ってくるのは、間違いなく“あいつ等”だから。
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ぽんず。(プロフ) - 美優莉さん» 少しでもお役に立てれば幸いです。これからも頑張ります！ (2015年11月4日 20時) (
レス) id: 78ac36b467 (このIDを非表示/違反報告)
美優莉 - 教えてくれてありがとうございます。これからも頑張ってください!! (2015年11月4日 19時) (レス) id: 2714492d95 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず。(プロフ) - 東堂 悠莉さん» ど、どうされたんですか！？ (2015年10月30日 21時) (レス) id: 78ac36b467 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず。(プロフ) - 美優莉さん» コメントありがとうございます！そして、すごいグッドタイミングな質問です(笑)もうすぐ彼らについて書いていく予定なので、是非ともそちらで答えを確かめていただければと思います。もうしばらく、お待ち下さい！ (2015年10月30日 21時) (レス) id: 78ac36b467 (このIDを非表示/違反報告)
東堂 悠莉 - ぽんず。さん» や、やっと見つけた……ﾊﾞﾀｯ (2015年10月30日 19時) (レス) id: 8b0cd85cc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんず。 | 作者ホームページ：http://ww.inago.@
作成日時：2015年9月4日 21時
