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貴女Side
「で、髭のほかにノアの声が聞こえる人はいないの？」
もうすっかり慣れてしまった髭という呼び名に、案の定彼は眉根にしわを寄せた。
「Aどのもその妙なあだ名をつけるのを止めてはくれないのか？」
「慣れって、怖いものなの」
《はい質問に答えてー》
あだ名路線に切り替わりそうだった私達の会話を遮ったのはノアの声。
ここ毎日髭から話を聞いていて、分かったことがいくつかある。
まず、ノアの声は私の場合直接頭に響いてくるのに対し、髭の場合は私が声を発しているように聞こえるのだという。
だからノアの声が初めて聞こえたときは、私が全く違う声を出したのだと思ったらしい。
それから、声が聞こえる範囲についてだが、これは半径何メートル以内でないと聞こえない、というようなことはなかった。
あくまで人の声のように聞こえる、ということか。
《それにしてもすごいよねー、髭将軍。僕なら初めて声が聞こえたとき、もっとびっくりしてたと思うよ》
「それには私も同感。どうして混乱しなかったの？」
すると髭はしばらく考え込み、言葉を慎重に選びながら答えた。
「俺は、一チームのキャプテンだ。キャプテンは一番落ち着いていなければならぬ役割。チームメイトを不安にさせたくなかった」
“それに、Aどのの声かもしれぬと思っていた”
そう言う髭の横顔は、驚くほどに《澄んで》いた。
この感覚に似たものは、十年前に嫌と言うほど感じてきた。
でも、それとは、円堂のそれとはまた違う。
(面白い)
思わず胸中でつぶやいたその声が聞こえたのは、ノアだけ。
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ぽんず。(プロフ) - 美優莉さん» 少しでもお役に立てれば幸いです。これからも頑張ります！ (2015年11月4日 20時) (
レス) id: 78ac36b467 (このIDを非表示/違反報告)
美優莉 - 教えてくれてありがとうございます。これからも頑張ってください!! (2015年11月4日 19時) (レス) id: 2714492d95 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず。(プロフ) - 東堂 悠莉さん» ど、どうされたんですか！？ (2015年10月30日 21時) (レス) id: 78ac36b467 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず。(プロフ) - 美優莉さん» コメントありがとうございます！そして、すごいグッドタイミングな質問です(笑)もうすぐ彼らについて書いていく予定なので、是非ともそちらで答えを確かめていただければと思います。もうしばらく、お待ち下さい！ (2015年10月30日 21時) (レス) id: 78ac36b467 (このIDを非表示/違反報告)
東堂 悠莉 - ぽんず。さん» や、やっと見つけた……ﾊﾞﾀｯ (2015年10月30日 19時) (レス) id: 8b0cd85cc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんず。 | 作者ホームページ：http://ww.inago.@
作成日時：2015年9月4日 21時
