「文スト」俺には貴方さえいれば…「男主」「中/原/中/也」

またきっと明日がくる.27 ページ27

　
　
　
……どゆこと!?
何でちゅうやさんがいきなり俺にキスをする!?
もしかして酔ってたとか………

いやいや、酔ってる様子はなかったし……


き、気の迷い?からかわれた?
そうからかわれた………



でも、からかうだけで男とキスするか……?
べ、別に気持ち悪いとかそんなのないし…
寧ろ嬉しいけど……



「………ズルい………/////」


もし…これがからかいだとしても…
質が悪すぎる………




　





　





@




　





「…………………」




あれこれと、考えているウチにどうやら俺は眠っていたらしい…
窓を見れば朝日が射し込んでいた……



「……四時…………」



時計を見ると、針は四時過ぎを示していた……
俺はノソリと起き上がってリビングに行く……

朝飯の準備か風呂か………

先に風呂に入る事にした………



「どうしよう……」



今日……ちゅうやさんと会ったらどんな顔すればいい……
赤面確定だぞ…話しなんか出来ないだろ!



逆にちゅうやさんが堂々としてたら…




「………恥ずか死ぬ!!」



………最近、これしか云ってな気がする…
泣きそう泣きそう泣きそう!!




手短に風呂から出て俺は服を着て朝飯の準備をしだす…
これは…また俺がちゅうやさんを起こすパターンだろうか…

MU・RI・DA・RO・!!
無理がある!!


どんな顔をして起こせば!?
もう、昨日みたいに嫁とか言われたら何も言えなくなるだろ!!



とか、色々葛藤してる間にも朝飯は出来ていく
……遂に最後の料理も出来てしまった…



起こすしかない………!




と、破裂しそうな心臓を抱えて俺はちゅうやさんの部屋の扉を開けた…



「んぉ………」



「ぁ……………」



その瞬間…ちょうど同じタイミングに扉を引いたであろうちゅうやさんと目が合った…
予想為ていなかった事態に、俺はその場で固まる……



すると、スッとちゅうやさんの顔が近くなってくる…
俺は我に帰り、咄嗟にちゅうやさんの口を手で抑えた…




「す、すいませっ………!」



「オイ…」



「な、なかはらさん!どうか落ち着いt…」



「無理」



「あの!!冷静になりましょう!?」



「手ェ退けろ。キス出来ねェだろーが。」



「話聞いて下さいません!?」



　




　



　




　

　



朝から盛らないで下さい!!

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