10「森の白熊さん」 ページ10
「わぁー・・・・・」
・・・・・・
みんなってさ。
ただの森で熊に出会ったらどうする？
童謡の「森の熊さん」みたいに逃げる？
あとずさる？
俺は・・・・・・・
(シンさぁああああああん！！)
心からシンさんと叫ぶ。
(シンさん！シンさんマジヘルプ！！
熊！熊出た！！)
俺は必死にシンさんの名前を叫ぶ。(心の中で)
シン「はぁ？おいおい、この森は動物もろくにいない森ってことは確認済み・・・・・・
ぎゃぁあああああっ！」
※シンさんの声はAにしか聞こえません。
(ど、どうしよう！！
熊って足早いんだろっ！？)
てか、アイツ、普通に服着て二足歩行してますけど！！
(ま、まだ気づかれてないから逃げれるよな・・・・・)
と、立ち上がろうとした瞬間・・・・
バキッ
手を動かした先に折れた小枝が一本・・・・・
そして何処からか注がれる視線・・・・・・
俺の背中に嫌な汗が流れる。
シュッ・・・・！
俺はその場からすぐに退いた。
すると、白熊が「消えた！！」と声を出した。
・・・・ん？声を出した？
・・・・・・・・・・
「白熊がしゃべったぁああああああ！？」
？「あ、いた！！」
あ、つい声を・・・・・
しまったと、口を塞ぐと、白熊の後ろから人間が二人近づいてきた。
？「どうした！」
？「食料になりそうなのいたか！？」
？「いや、動物じゃないけど・・・・・」
こちらを見る白熊。
それに続いて二人の人間も俺を見た。
不味いな・・・・・
目を合わせないように、そっぽを向いて俺はその場を立ち去ろうとした。
のだけれど・・・・・
room…
「!」
ガキンッ！
背後から聞こえた低い声。
その瞬間、俺は時空間忍術で長刀を取り出した。
目の前で金属が擦れ、火花が散る。
？「・・・・・！
どこから刀を・・・・・」
「ジョーダンじゃねぇっ！！」
相手の刀を受け止めた、俺の身長よりも遥かに大きい刀。
“太郎太刀”
はっきりとした名前がわからないため、こう呼ばれていた刀をある世界で手に入れていた。
相手は驚愕の表情を浮かべている。
？「能力者か・・・・・！」
男から聞こえた言葉に俺は慌てて目を反らした。
多分、まだ目は合ってない。
危機回避。
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ウルフ・ローガ - 面白いですね！更新頑張ってくださいね！ (2020年3月29日 7時) (
レス) id: 0f23ffd4a7 (このIDを非表示/違反報告)
犬神大将(プロフ) - 本当に面白い！ (2016年1月26日 7時) (レス) id: 2bf1dc3e89 (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉猫(プロフ) - この小説面白かったです！更新頑張ってください！！！応援しています！ (2015年11月18日 19時) (レス) id: ef1bf9732c (このIDを非表示/違反報告)
魅魎(プロフ) - 俺の目の前にローがいたら、神谷さんボイスうｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵってなるわー (2015年10月19日 6時) (レス) id: c8c040bcf9 (このIDを非表示/違反報告)
麻 - 面白いです!頑張ってください！ (2015年9月17日 21時) (レス) id: 98d6e078d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マギいのち | 作成日時：2015年8月26日 13時
