25「涙目なんです！」 ページ25
「来やがったな！」
ロー「やっぱりこんな所にいたか。
おい・・・・」
「近づくんじゃねぇ！！」
Aは両手を合わせると、床に付けた。
ミシ・・・・ズッ！
その瞬間、ローを取り囲む様に、床の木が変形する。
「12時間そうしてろ。バーカ。」
天井までピッタリと変形した木の板。
そして、その様子をさっきから眺めていた傍観者三人。
ペン「は・・・・・」
ベポ「ぇえええええぇぇぇぇえええ！！？？キャプテーン！？」
シャチ「おい！お前何しやがったーーー！！」
「ちょっと閉じ込めただけだろ！
今のあいつを野放しにすると俺の貞操がアブねぇんだよ！」
シャチにグラグラと揺さぶられながらも、口答えするA。
シャチ「それは心配してねぇよ！
床に何してんだ！！」
「あ？これは錬金術だよ。
さっき陣を床に書いてたろ。それを発動させたんだ。」
シャチ「れ、錬金術・・・？」
「そう。もとある物質をルールに従い変形させる。それが錬金術。」
ひょうひょうとした顔でシャチの質問に答えていくA。
一方、シャチはまだ首をかしげたままである。
その質問にAは答え続ける。
「錬金術も質量からは逃れられず、性質を変えるのも不可能。
しかし、分子の組み替えは可能。
つまり、炭素で出来た炭からは、同じ炭素である、ダイヤを作ることもできる。
また、分離も同じく。血から鉄分だけを分離すれば武器を作れる。
まぁ、それにはかなりの血がいるけどな。」
シャチ「す、すげー。」
「ま、俺ともなればこれくらい当たり前さ。」
フフンと、鼻を鳴らして胸を張るA。
と、その瞬間・・・・・
ROOM……
「え・・・・」
ロー「なるほどな。幾つもの世界を渡り歩いただけはある。」
「ひっ・・・・！？」
今までAの目の前にいたはずのシャチは、一瞬にして消え、代わりに現れたロー。
「え、や・・・・ちょっ・・・・」
あれ、なんか目から・・・・
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ウルフ・ローガ - 面白いですね！更新頑張ってくださいね！ (2020年3月29日 7時) (
レス) id: 0f23ffd4a7 (このIDを非表示/違反報告)
犬神大将(プロフ) - 本当に面白い！ (2016年1月26日 7時) (レス) id: 2bf1dc3e89 (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉猫(プロフ) - この小説面白かったです！更新頑張ってください！！！応援しています！ (2015年11月18日 19時) (レス) id: ef1bf9732c (このIDを非表示/違反報告)
魅魎(プロフ) - 俺の目の前にローがいたら、神谷さんボイスうｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵってなるわー (2015年10月19日 6時) (レス) id: c8c040bcf9 (このIDを非表示/違反報告)
麻 - 面白いです!頑張ってください！ (2015年9月17日 21時) (レス) id: 98d6e078d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マギいのち | 作成日時：2015年8月26日 13時
