17「赤いマニキュア」 ページ17
「さて、船長さんの許可は降りたが・・・・
何処にその印を入れるか・・・・・」
つか、印の形をまず知らないと・・・・・
と、早速一人旅の予定を考えているAだが、そこにローが口をはさんだ。
ロー「待て。
確かにお前の別行動は許したが、その間の誓約を決めてない。」
「誓約・・・・・？あぁ、別行動が許されるならソッチで決めてくれ。
俺はどこに印を入れるか考える。」
？「いいのかよ！！」
？「大事な事だろっ！？」
「うるせぇ二人だな。
つか、いい加減お前らの名前教えろ。
もう仲間だろ？」
Aの最もの発言に、人間二人は少しうろたえた。
そして、顔を見合わせると、渋々と言った様子でそれぞれ名前を告げた。
？「・・・・・俺はシャチ。」
？「ペンギン・・・・・」
「・・・・ふーん。」
シャ「それほど興味ねぇんなら聞くなっ！！」
ペン「失礼だろ！！」
「え、わ、わ、悪い。
別に興味がなかった訳じゃないぞ。
印を入れる場所を考えてて・・・だな・・・・」
二人「超うろたえてんじゃねぇか！！」
二人のツッコミを一身に受けながら、印を入れる場所を考える。
「・・・・・やっぱ、ある程度目立たねぇのは爪かぁ・・・・・」
目立ち過ぎもどうかと思うし。
爪がいいよな・・・・
(よしっ！親指に描くか！)
と、決めると、Aは早速、除光液を取り出した。
左手の親指に塗られた、艶めく赤色を落とすと、今度は黄色いマニキュアを取り出した。
(下地は黄色で・・・・・・)
慎重に黄色のマニキュアを塗り、全面に塗り終わると、黄色が乾くまで待つ。
「で、お前らのシンボルマークは？」
ペン「そりゃ、勿論このマークだろ。」
と、ペンギンは後ろを向いてあるマークをAに見せた。
「面白いマークだな。
描くのが面倒そうだし。」
ふぁ〜と、あくびをして、首を掻く。
赤い爪の一つに黄色い爪。
そろそろ乾いたかと、Aが確認する。
すると、黄色の塗料は太陽の光を反射して固まっていた。
「んじゃ、仕上げは赤いマニキュアでマークを・・・・・」
最後はつまようじでな。
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ウルフ・ローガ - 面白いですね！更新頑張ってくださいね！ (2020年3月29日 7時) (
レス) id: 0f23ffd4a7 (このIDを非表示/違反報告)
犬神大将(プロフ) - 本当に面白い！ (2016年1月26日 7時) (レス) id: 2bf1dc3e89 (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉猫(プロフ) - この小説面白かったです！更新頑張ってください！！！応援しています！ (2015年11月18日 19時) (レス) id: ef1bf9732c (このIDを非表示/違反報告)
魅魎(プロフ) - 俺の目の前にローがいたら、神谷さんボイスうｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵってなるわー (2015年10月19日 6時) (レス) id: c8c040bcf9 (このIDを非表示/違反報告)
麻 - 面白いです!頑張ってください！ (2015年9月17日 21時) (レス) id: 98d6e078d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マギいのち | 作成日時：2015年8月26日 13時
